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衛星ショーン  作者: カワラヒワ
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2

基地までの距離はそう遠くない。

しかし、道は平坦ではない。岩やクレーターや、大、小の山が所々にある。

二人は無言でただひたすら、でこぼこの道をトラックで進んだ。


基地のある山が見えてきた。空からわからないようにうまくカモフラージュしてある。

もう一つのトラック用の避難壕を過ぎて行く。


基地に到着し、認証をおこなう。ドアが開いた。奥へ進んで、仲間に荷物を預ける。

エアロックのドアの向こうでヘルメットをとり、少し休憩する。

しかし、ゆっくりとしていられない。またこれと同じことを、後二回繰り返さなければいけないのだ。

往復四十分。簡単な仕事だ。だけど、骨が折れるし、命もかかっている。


「トピ、行くぞ」

 荷下ろしが済んだトラックに二人は乗り込み、元来た道を引き返した。

 空になったトラックは、勢いよく石の上を跳ねながら進んだ。

 輸送船に戻り、再び荷を積む。

「気を付けてな。何かあったらすぐに連絡する」

 パイロットのレブンが言う。

「おう」

 ズカシが答える。

 二人は信頼し合っているのだろうな。トピは思う。

 いつも、短いやり取りだが、二人がわかり合っているのが伝わってくる。



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