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第壱章 消えたケーブル①
智が言うには、この謎ヶ多意学園はとても部活が多いらしい。
「野球部」「サッカー部」「吹奏楽部」などメジャーなものから、「オカルト研究同好会」「Eスポーツ同好会」などマイナーなもの、「タイヤ同好会」「グミ同好会」など、訳のわからない部まで存在するらしい、、、
「智、お前はなんか入りたい部あるのか?」
「お!よくぞ聞いてくれました!僕一つだけ狙ってる部活があるんだよね~!聞いて驚くなよ蒼?なんと、軽音楽部です!」
つい数ヶ月前まで帰宅部だった男が軽音楽部。俺は驚きの裏に戸惑いも感じていたが、まぁ自分のことではないし。 ここは黙ってついていくか、、、
「そんなこんなで蒼!軽音楽部の部室についたよ!」
中にはどんな人がいるんだろうか。軽音楽だよな。結構厳つい感じのが出てくるのだろうか。そんな事を考える暇もなく、智がガラガラっと扉を開けた。
「新入生?いらっしゃい!ゆっくりしていってね。」
俺が思っていたイメージとは裏腹に、中には愛想のよさそうな女の先輩が4人いた––




