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ボクへのお土産は
「ごめん。あ、いや、すみません。」
貴竜くんの前のオヤジも動きが止まっていた。
「これ、わざわざ届けに来てくれたんですか?」
「あー、いや、それだけじゃないんだよ、ほんと。」
オヤジは気を取り直したみたいで、貴竜くんと新しい飛行機を折り始めてたけど、耳はこっちを向いているように思われた。
「すみません。ボクにまで…。」
「ああ、その紅皿さ、それも本当にねぇさんが気に入ってたものなんだよ。」
あ、これ、紅皿なんだ。
「って言っても、箸置きとして使ってたんだけどね。」




