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一分間の脅威

「エビってね、このお爺さんの長いヒゲがあるから『海の老人』って書くようになったんだって。」

冴子はいつになくまじめな面持ちで呟くように僕に語りかけた。

「長いおヒゲや曲がった腰をしたお爺さんみたいに、長生きできますようにって長寿の願いが込められてるんだって。」

「ふうん。」

僕の「ふうん」はよっぽど興味のなさを示してしまったのか、冴子はまたそっぽを向いてしまった。

お義父さんも、お義母さんさえも、この間の悪さを埋めようとしてはくれず、約一分間、ただ皆がお節料理をを咀嚼する音が響いた。

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