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お屠蘇の味

僕はテレビの薄暗い画面の方を意識してグイッとその酒を飲みほした。

グェッ、…まずい!と言いたいのを必死に我慢した。

なんなんだこの薬みたいな冷たい液体。しかも癖のあるハーブティーとは言わないけれど、アルコールと言っても理科の実験で使いそうな…。新年からこんなの飲まされるなんて…。

「さ、二の盃を。」

お義父さんの勧めを断る訳にはいかないし、…こんなのあと二杯も飲むのか。

「もうちょっとみりんを多めにした方が良かったかしらね。」

僕が二の盃をお盆に戻し、一番大きな盃を手に取りながら不思議な眼差しを隠せずにいると、お義母さんはこう付け加えた。

「ほら、甘口になるでしょう。」

ふうん、そんなものか。



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