表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/1866

僕の番

父親は冴子が使った三枚の盃を、お盆の上に添えられていた清潔そうなガーゼの布巾で拭いて、元通りにサイズの大きなものから下にして重ねた。そして立ち上がると僕の背後へ来た。僕は冴子がしていたのと同じように右側を向こうとすると、父親は左後ろで膝立ちになった。

「あっちが東よ。」

掛け軸の真向いに設置されている大型テレビを指差しながら、母親は満面の笑みを浮かべていた。

「さ、拓臣くん。」

「あ、はい。」

僕は一番小さな盃を手に取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ