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お屠蘇の飲み方
父親は立ち上がるとお盆を手に、冴子の右後ろに膝立ちし、コタツの上にお盆を置いた。
冴子は当たり前のように三枚重なった盃の一番上の小さいのを手にし、父親は銚子から透明な酒を注いだ。冴子はグイっと一気に飲み干すと、お盆の上に盃を置き、二枚目の中くらいのサイズの盃を手にし、父親はまたもや酒を注いだ。
ふうんという感じで見ている僕は母親の強い視線を感じていたが、冴子を見ることに集中した。
二枚目の盃に注がれた酒も一気に飲み干した冴子は一枚目の盃と同じようにお盆に戻し、さらに三枚目の盃を手にし、父親はまたもや黙ったまま酒を注ぎ、冴子はそれも飲み干した。




