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最後まで、Yes。  作者: 上之下 皐月
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第四章 七月その15

放課後。

二学期最後の部活に参加する。

と、言っても今日はフィジカルトレーニングの日なのでカーリング場ではなく体育館の片隅だ。

「わへいはもっと身体柔らかくした方がいいな」

柔軟体操をしながら、野山先輩に言われる。

確かに。お風呂上がりのストレッチはやっているが、やはり身体は硬いと思う。

また僕の場合腰に爆弾を抱えていると思うと、無理な体操は躊躇われた。

「友利を見習ったらどうだ?」

黒崎が言う。

その友利はと言うと一反木綿みたいにぺったりと床に折り重なっている。

「…柔らかすぎるだろ。ちゃんと骨あるのか」

「僕も骨くらいありますよ~」

注目(ちゅーもく)!」

部長が声を張り上げる。

「明日から夏休みに入るけど基本的には週に二日のペースでカーリング場練習入れます。町内大会の抽選会は私と副部長で行きます。ミックスダブルスは各自代表決めて抽選会出てね。チーム戦と同じ日だからね」

「チーム戦でも一年生から誰か連れて行ったら?」

シュタッと手を挙げて野山先輩が言う。

「それもそうか。じゃあ…行きたい人~」

…誰も手を挙げない。

「わへい、シャツ脇の所穴開いてるぞ」

野山先輩が隣に来てささやく。

「…そんな古典的な手に引っ掛かりませんよ?」

「ボク森島わへい、参加します」

「声真似てもダメですよっ…て全く似てないと思いますが」

「先輩命令」

「理不尽!でも、良いですよ。どうせミックスダブルスの抽選会もあるし」

「んじゃわへいクンね」

日程を部長から聞き、集合時間を決める。

…そして、夏休みが始まる。







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