過去との交わり
某彼は直感の能力を持っていると言えるでしょう。まだまだ小さなものでジダレにとってみれば取るに足らないものなのでしょう…by雷神
「だって私と健斗なんだもん」
『君たち規格外だね』
瑞恵からしたら乗り気なんだろう。なんとなくはわかる。
…なんだろう。直感なんだけど…彼に転移させられた先に、瑞恵の兄、勇さんがいるんだろう。あの葬式の日、彼女は確かに言っていた。
『10年後、また会おうね』
と。
彼女の兄、時詠勇さんは僕たちの1、2歳年上の人だ。丁度10年前、異天魂山トンネル列車事故に巻き込まれて死亡した。
彼は撮り鉄だったが、なんらかの理由で運転士が居眠りし、さらに運の悪いことに保安装置解除機器という緊急時にしか使われない装置をオンにしてしまい、列車が暴走脱線し、押し潰されたという。僕は事故映像を見せてもらったが、悲惨な事故という言葉しか出なかった。
また、携帯にかすかに入っていた音源から、勇さんがとても聡明な人だったとわかった。彼とはそんなに関わりはなかったが、いい人だったとは思っている…。
そういえば、あの時最後に『拾ってあげよう』とか聞こえたな。他の人は誰も気にしていなかったけど…というか誰も聞いてなかったような気がする。
…うん?あの声、あの声…。うん。こいつか。
「お兄ちゃんがこの先にいるんでしょう?」
「さすが。彼に似て聡明だ。」
「お兄ちゃんは…元気にしてますか?」
「あぁ、もちろんさ。今じゃ元気に鉄道会社の社長をしているよ。」
「お兄ちゃんらしい…。」
異世界で鉄道?…あの人のリアルラックなら趣味一直線生活でもやりかねんな。前なんて遠目に見てたらスクラッチの宝くじ一等と二等と三等を一枚ずつ集めていたな…全額廃線危機の鉄道とかへの義援金にしてたけど。これが3ヶ月に一回って言ってたっけ…。時詠家ってすごい人多いんだよな…。
瑞恵の父と母は直感が鋭いし、彼女の祖母は…何かを視ている気がする。気のせいかもしれないけど。
「…話を戻そう。単刀直入にいう。このままだと君たちの世界とコチラの異世界が衝突し、対消滅する。」
「「え?」」
「世界のシステムは与えてはいけないものに与えてはいけないチカラを与えてしまう危うさがあるからな〜。システム変えるかな。案外ティート君ならうまくやってくれそう。…とある生物に《星間重力》が入手されてしまった。本来は世界同士はぶつからないように絶妙に調整されているが、位相的に特に近い位置にいるのだから世界がぶつかる。あと、#dhjxpg&/#〒々5とか、465#7〆+44・8〒7÷<とかが関わるから…これはまだ君たちの次元には早いだろうが。」
えーと?勇者召喚的なやつ?
「そうだよ。」
作品・続きにご興味をお持ちいただけたのでしたら下の★をクリックしていただけると嬉しいです。
評価いただいたらモチベが上がってきます!
正直な感想もお願いします!




