デグーはおすすめのペット
私はペットを亡くすたびにいつも重度のペットロスに苛まれます。
愛犬を亡くした時は立ち直れないぐらいでした。
それがなかったのは熱帯魚の時ぐらいでした。
3匹のデグーが亡くなった時、自分でもびっくりするぐらいペットロスがありませんでした。
ぴん太の時に『申し訳ない』と頭を下げたぐらいで、凛子は普段通りの顔で処理しましたし、ちゃめ子の時はひまわりの種を握りしめてるのに思わず笑ってしまいました。
やっぱり私は自分のためにペットを飼ってるんだなぁ。
自分を慰めるためであって、ペットのために飼ってるんではないんだなぁ。
自分に懐かないデグー3匹は、最後まで可愛くありませんでした。
でも、見ていて面白かった。
観賞用にするなら多頭飼いにして、好きに生活してもらって、デグーの生態を観察するのはおすすめです。
初代デグ太のように、一匹だけ飼って、怖がらせなければ、めっちゃ懐いてくれる。
デグーは懐くし、賢いし、表情豊かだし、言葉もそこそこ通じます。病気にもかかりにくいし、餌代がとにかくかからないし。トイレのしつけが出来ないことを除いては理想的なペットだと思います。
私がお迎えした頃は値段も安かったのですが、今は1万数千円〜と、決して安くはないですが……。
繁殖が容易なので、番いで飼えばたぶん、どんどん増えます。ネズミさん式に。
でも、初代デグ太くんは、そんなこと関係なしに、ほんとうに息子みたいで可愛かったのです。
彼が日向ぼっこをしながら幸せそうに『ピピピピピ……』と歌っていたのを今でも思い出します。
デグ太くん
ちなみに右後ろに写っているのはスリッパです。
寒い時期だったので、デグ太くんはいつもこのスリッパの中に潜り込んで眠っていました。
最初、入れた時は、『なな……、なんだあれは?』と、遠くから警戒して、なかなか近づこうともしませんでした(笑)
そして後の可愛くない3匹も、可愛くなかったはずなのに、こんなエッセイを書こうと思い立ったぐらいに、記憶に残りました。
とにかくほんとうに、不思議な地底人たちの交流を、横から眺めているような気分でした。キャラがあって、色んなドラマを見せてくれました。
それは異文化に触れているような感覚でした。
まだケージは畳んで取ってあるので、もしかしたらまたデグーをお迎えすることがあるかもしれません。
撫で心地はお肉が少なすぎて『もふもふ』とは行かないのですが、それでも撫でると気持ちよさそうにしてくれるのがたまらなく可愛かったです(デグ太くんのみでしたが……)。
撫でると、『たまらーん』みたいな顔をして、手がどんどんどんどん上にあがってしまうんですよね。
その時の顔はあまりにぶさいくなので、決して写真はお見せできませんが!