マオキノとセノコンから大体の詳しい事情を聞き出した後、セロが森から出て来た。
随分とのんびりとした登場だな…。
セノコンの分身体達は未だ妖魔の森の中で食材調達してるのか?
セロフィート
「 マオ──、水着を忘れてます。
着替えて泳いでください 」
マオ
「 泳がないぞ! 」
セロフィート
「 おや?
何故です?
あんなに泳ぎたがっていたのに…。
どうしました? 」
マオ
「 マオキノとセノコンから “ 包み隠さず ” 全部聞いたぞ! 」
セロフィート
「 お喋りさんですね 」
セノコン
「 セロさま~~~!
御免なさいエリ~~~!!
マオさまに脅されましたエリ 」
マオ
「 おい、コラ!
誤解されるような事、言うな! 」
マオキノ
「 セロさま~~~!
マオさまに押し倒されましたエリ~~~!
無理矢理吐かされましたエリ 」
マオ
「 マオキノ迄何言ってんだよ!!
押し倒してないだろ!
無理矢理吐かせてもないし!
セノコンも、脅してないだろが!! 」
セロフィート
「 マオ……、キノコンを泣かせないでください 」
マオ
「 嘘だって分かってて言ってるんだろ!
猿芝居すんな! 」
セロフィート
「 はいはい。
知られてしまったなら仕方無いです。
セノコンもマオキノも昼食の準備を続けなさい 」
セノコン
「 畏まりましたエリ 」
マオキノ
「 畏まりましたエリ 」
やっぱり嘘泣きの猿芝居だったのか、セノコンとマオキノはケロッとした。
セロに向かってビシッと敬礼をして返事をしたセノコンとマオキノは、BBQの準備に取り掛かり始めた。
海からはマオキノの分身体達が調達して来た新鮮な海の幸を背中に担いでいる籠の中へ入れた状態で陸へ上がって来ていた。
深海に潜って食材調達してたキノコンも居るんだよな?
水圧に耐えられる籠って凄くないか?
一体何の素材で作られた籠なんだよ……。
気になって仕方無い。
マオキノとセノコンは一体何処から出して準備したのか調理台の上にキノコン達から受け取った新鮮な魚介類を置いて、丁寧下処理を始めている。
慣れているにしても手早過ぎないか!?
下処理の済んだ魚介類は手の空いたキノコン達が下味を付けてからジッパー付きの冷蔵用フリーザパックの中へ入れては、冷蔵庫の中へINしている。
冷れい蔵ぞう庫こなんて重おもたいもんを良よく此こ処こ迄まで運はこんて来これたもんだな。
セロフィート
「 マオ、泳およがないなら何なにをします? 」
マオ
「 さらっと話はなしを進すすめるなってば!
どういう事ことかち・ゃ・ん・と説せつ明めいしろよな!
妖よう魔まの森もりに入はいらなくても海うみに通つうじる安あん全ぜんな道みちがあるそうじゃないか!
妖よう魔まの森もりに入はいるなんて『 馬バ鹿カで自じ殺さつ行こう為いだ 』って言いわれたんだぞ!
それに海うみだって、この時じ期きに泳およぐ奴ヤツなんて居いないって聞きいた!
セロぉ~~~!! 」
セロフィート
「 中なか々なかエキサイティングな散さん歩ぽを楽たのしめましたね♪ 」
マオ
「 何ど処こがエキサイティングだったよ!
安あん全ぜんな直ちょく通つうの道みちを使つかえば20分ぷん其そ処こ等らで海うみに着つくそうじゃないか! 」
セロフィート
「 はて……そんな道みちありました?
宿しゅく泊はく室しつからは見みえませんでしたけど? 」
マオ
「 『 裏うら庭にわに回まわると看かん板ばんがある 』って言いってたぞ! 」
セロフィート
「 そうです?
帰かえりは安あん全ぜんな道みちを使つかうとしましょう 」
マオ
「 ……………… 」
セロフィート
「 マ~オ、膨ふくれっ面つらしないでください。
頬ほほの膨ふくらんだハムスターみたいで可か愛わいいです♪ 」
マオ
「 セロは何い時つもオレを振ふり回まわしてばっかだな! 」
セロフィート
「 マオ、機き嫌げん直なおしてください。
綺き麗れいな貝かい殻がらを探さがすのでしょう?
ワタシも探さがすの手て伝つだいます 」
マオ
「 御ご機き嫌げん取とりしたって、オレは許ゆるさないからな! 」
セロフィート
「 はぁ?
何な故ぜワタシがマオの機き嫌げんを取とります? 」
マオ
「 …………一寸ちょっと言いって見みたかっただけだよ! 」
セロフィート
「 そうです?
貝かい殻がらは近ちか場ばで探さがしましょう 」
マオ
「 そうだな…… 」
駄ダ目メだなオレは…。
セロの「 はぁ? 」を聞きくと威い嚇かくされてるみたいに感かんじて身みが縮ちぢむ。
セロの機き嫌げんを損そこねたくないから結けっ局きょくは萬まん年ねん被ひ害がい者しゃのオレが泣なき寝ね入いりして折おれないといけないんだ。
…………惚ほれた弱よわ味みの所せ為いにはしたくないけど、情なさけないよな、オレ……。
溜ため息いきを吐はきつつ、綺き麗れいな貝かい殻がらと双ふた子ご貝がいを探さがす事ことにした。
セロと一いっ緒しょに貝かい殻がら探さがしが出で来きるのは正しょう直じき嬉うれしかったりする(////)
セロはし・ゃ・が・ん・で・貝かい殻がらを探さがしたりしないで、左ひだり手てに持もってる長ながい杖つえで砂すな浜はまの砂すなを掻かき分わけて貝かい殻がらを探さがしてくれている。
杖つえなんかで貝かい殻がらが見み付つかるもんかな?
オレは砂すな浜はまの砂すなを両りょう手てで掻かき分わけながら貝かい殻がらを探さがした。
マオ
「 見み付つからないな~~~。
近ちか場ばには無ないのかな? 」
セノコン
「 セロさま,マオさま、BBQバーベキューの準じゅん備びが整とといましたエリ 」
セロフィート
「 マオ、貝かい殻がら探さがしは中ちゅう断だんしましょう 」
マオ
「 そだな…。
セロ、貝かい殻がらは見み付つけれた?
オレの方ほうは全ぜん然ぜんなんだけど… 」
セロフィート
「 ワタシは見み付つけました 」
マオ
「 えぇ~~~。
何なんでセロばっかり…… 」
セロフィート
「 後あとで一いっ緒しょに見みましょう 」
マオ
「 …………そだな… 」
セロと一いっ緒しょに呼よびに来きてくれたセノコンの後うしろを歩あるく。
パラソルの下したではマオキノがレジャーシートの上うえに作って来きてくれた弁べん当とうを広ひろげてくれていた。
直すぐに食たべれるように準じゅん備び万ばん端たんのようだ。
離はなれた場ば所しょではセノコンとマオキノの分ぶん身しん体たい達たちが冷れい蔵ぞう庫こから出だした下した味あじの付つけられた魚ぎょ介かい類るいを網あみの上うえで焼やいてくれている。
どうやら焼やき上あがった食しょく材ざいを持もって来きてくれるスタンスらしい。
光ひかりが反はん射しゃして水面みなもがキラキラしている綺き麗れいな海うみの見みえる砂すな浜はまでBBQバーベキューか。
こういうのも偶たまには良いいもんだよな(////)
座すわってるだけで出で来き上あがった食しょく材ざいが運はこばれて来くるなんて最さい高こうじゃん?
何い時つもより食しょく欲よくも増ますよな♥️
甲か斐い甲が斐いしく御お世せ話わしてくれるキノコン達たちのお蔭かげで景け色しきを見みながら食たべる事ことに集しゅう中ちゅうする事ことが出で来きるのは有あり難がたいや。
オレは大だい好すきなセロと一いっ緒しょにマオキノの手て作づくり弁べん当とうを食たべながら、新しん鮮せんな海うみの幸さちも美お味いしく頂いただいた。