普段より4,000人多く人が死んだことに気づきました。
産業革命。
それは中世国家に比べて無尽蔵とも言えるエネルギーを消費し、無尽蔵と言えるほどの生産力と富、科学、文化をもたらしました。
世界は農業と商業でのんべんだらりと暮らすことは許されなくなります。
自分たちの商品が数の暴力で押し切られ、その流れに逆らったとしてもナポレオンが作り上げた無情で無慈悲な軍隊に蹂躙されます。
そして英国が作り上げた海軍は、今までは障害物だった海を、むしろ相手に言うことを聞かせるための道具として有効活用します。
海はもう障害物ではなく、物流の要なのです。
資源を大量消費して作り上げた大量の物資は、たとえスローライフを楽しもうと拒否したら流れから外され、流れに乗ろうとしたら海からモノを手に入れるしかなくなるのです。
ナポレオンの下のヨーロッパがまずその影響を味わいました。
「今までの通りに、耕し、作り、食い、眠る、それだけなら自国だけで何とかなるじゃん。むしろ英国を仲間外れにできるでしょ」
現実は違いました。
もうヨーロッパ国民は「生きれれば良いや」などという状況ではありません。
英国がほんの少し物流を止めただけで不満が吹き荒れます。
スローライフ?
そんなん金持ちの贅沢です。
もう人が増えすぎて、肥料一つ、食材一つが滞ると困ってしまう状況なのです。
そんなの心配しなくてすむのは勝ち組だけ、その勝ち組になるためには、統治者なのか、経営者なのか、労働者なのか、奴隷なのか、どれかを選んで成功するしかありません。
そしてどの身分も大して幸せでないのが困りもの。
現代に続く不幸が始まります。
そしてそれらは過去の強国、中国と中東を二流国家以下に成り下がるほどの力。
二国の物流、文化、科学の通り道、おまけのような立場の強国、日本、インド、ロシア、タイ、その他の多くの国は、どのように産業革命に乗っかるかで運命が大きく変わります。
そういう話がこれからの近代の流れとなるでしょう。
尤も、今回は産業革命のPros的な前回の話ではなく、Cons的な話をしましょう。
Cons=Contra(否定)
それはどれも、現代でさえ全く解決していない悩みです。
一番有名なのは「公害」でしょうね。
公害の本質は熱力学第二法則、エントロピーの増大に帰結します。
難しい話はなんですので簡単に言うと...
ぐちゃぐちゃな世界をキチンとしようとすると、他がもっとぐちゃぐちゃになります。
使い物にならないぐちゃぐちゃはどんどん増える運命なのです。
おもちゃを片付けたら部屋が綺麗になるじゃん?
いやいや、その片付けたお母さんのカロリーが消費され、それが体温が上がるのか、疲れて息吐くのか、食って寝てトイレ行くのか、どれかは知りませんが、他がぐちゃぐちゃになるのです。
食べ物を作る。
耕し、種を撒き、農薬を撒き、水をあげ、肥料を上げ、刈り取り、いろいろなカロリーが消費し、色々なモノを排泄して実現してます。
ちなみに「太陽」という整然とした水素の塊で核融合が起こり、爆発が起こり、整然としていない太陽光が放出され、それを受け止めて光合成で育つことも「エントロピーの増大=ぐちゃぐちゃが増える」の一つです。
モノ作りも同じく。
鉄を生成してナイフを作るにせよ、鉄を採らねばなりません。
そしてその鉄鉱石がある鉱床さえエントロピー増大の産物。
火成鉱床はそもそも地球がマグマをかき混ぜるから出来るのです。
マントルでぐちゃぐちゃに回し、噴火して表層に送り、分離させ、ゆっくり冷却されて鉱床が出来る。
地球の自転という運動エネルギーが消費されてます。
そして鉄鉱石を鉄に生成する時点で、熱やらガスやら動かすエネルギーやらでエントロピーが増大します。
残りカスやら、加工時の労力、削ったカス、労働した人の汗と涙、いろいろなモノがぐちゃぐちゃになります。
とういうことで、別に現代に限らず古代だろうが有史以前でも、何か作るごとにエントロピーが増えてるのです。
公害っぽいのはありました。
しかし一定時間に急激にエントロピーの増大は洒落になりません。
急激な増大は人がそれについてこれなくなる。
それはどういう形にせよ害になる=公害となります。
一番わかりやすいのはロンドンスモッグですかね?
1952年に発生し1万人以上が死亡した史上最悪規模の公害です。
スケールは違いますが、日本では四日市ぜんそくがこれにあたります。
化石燃料を燃やしすぎてロンドンがSoX(硫黄酸化物)まみれになり、石炭を掘り始め、燃やし尽くした100年間、その間にも何度もありましたが無視したツケがこちら。
亜硫酸ガスが霧の街「ロンドン」の冷たい大気層に閉じ込められ、濃縮され、pH2という強酸性の硫酸霧が都市を覆い尽くしました。
工業地帯や港湾地帯は足元も見えないほどの濃さ、建物内も真っ白、コンサートや映画は見えないので中止、ガスを浴びると目が痛み、のどや鼻を痛め、咳が止まらなくなり、病院は気管支炎、気管支肺炎、心臓病。
数週間後、普段より4,000人多く人が死んだことに気づきました。
何ヶ月間後、普段より8,000人多く死んでることに気づきました。
怖わっ!
でも本当に怖いのは、そもそも産業革命が始まり、石炭を燃やし始めてもう100年以上たっています。
その間に何もなかったわけはありません。
「普段よりXX人多く人が死んだことに気づきました」
公害で実際は何人死んだかはわかりません。
他の原因と複合かもしれません。
実は別な原因かもしれません。
ミクロで見たら単なる寿命、ただの心臓発作かもしれません。
しかしマクロで見た「4,000人多く人が死んだ」「8,000人多く人が死んだ」ことだけが真実。
なにかあったことだけはわかるのです。
何が原因か、誰がつくった工場の毒ガスが殺したか、いつ作ったガスが殺したのか、誰も証明できませんが。
そもそも、ロンドンは石炭の産地、9世紀から石炭を燃やすことでの「空気の悪さ」は有名だったのです。
そのころからきっと「普段よりXX人多く人が死んだことに気づきました」は続いていたと思います。
犠牲者延べ何人?
それは100年でカウントすれば良いのか、1000年でカウントすれば良いかもわかりませんが。
普段より何人余分に死んで、気づかなかったんですかね。
全部掛け算でしょうが、人数×場所×種類×年数、延べ数は億人単位すらなりますね。
実際数は永遠にわかりませんが。
そして冒頭にエントロピーを持ち出したこと。
石炭を燃やす前に、エントロピーが増大したモノはたくさんあるはずです。
公害は多岐に渡るのです。
掘り出したときの滓がが川に混じって下に流れると鉱毒が、掘っている間に隙間の有毒ガスが漏れ出す、輸送中に粉塵、燃やした煤はこびりついて発がん性物質になるかもしれません。
工場の何かと混ざって更に有毒になるかもしれません。
こちらもどうやってカウントすれば良いかもわかりません。
そして産業革命で増大したエントロピーは石炭だけではありません。
ガラス、鉄、火薬、肥料、綿、何を作っても公害は発生します。
ちなみに織機、綿は結構深刻です。
綿埃はけっこうな健康被害を損なう物質。
そして誰がやったかわからないので経営者や統治者の責任回避は容易です。
税金を使って対策したら、その分はきっと誰かが儲けているわけです。
政治上でも不満というエントロピーが増大していくわけです。
そして個人の精神さえも。
「XX営業部がXXをいくら売り上げた」
結果は綺麗な一行で住みますが、この中では理不尽な会議で無駄な日報を発表し、ただ上司が「やってる感」を得るだけの無駄な作業、「~円にするとグラフが上向きになる」という以外根拠がない売り上げ予測、上司のストレス発散の怒鳴り声、こうやって個人の脳細胞のエントロピーが増えていくわけです。
末期の東芝株主発表とか笑えますよ~。
まるで大地震の時の地震計みたい。
前期で大黒字、後期で大赤字、そして計ったように年間売り上げグラフがギリの右上がり。
これを作るたびに誰かの脳細胞のエントロピーが増大してくんでしょうね。
さすがにカウントできないでしょうが。
労働問題
南北戦争で奴隷問題、人権だの奴隷に焦点当ててますが、
「奴隷」「農奴」「労働者」
誰が一番悲惨なのか?
もちろん時代も地域も立場にもよると思います。
直接民主制ギリシャの「弓の標的」という家畜より悲惨な役割の奴隷と、豊かな中東の給仕すれば良いだけの奴隷と一緒にするわけにもいきますまい。
コンスルと呼ばれたローマの契約に成り立った農奴と、中世初期の一生風呂にも入れない、ただの放し飼い奴隷の農奴と同じにするわけには行きません。
で、産業革命の頃のロンドンの労働者は?
幸福度なんて比較することも数字にすることも本質的にあり得ませんが、個人の感想では、同じ時代のアメリカ南部州の綿花を集めてる奴隷より、炭鉱で使い捨ての10歳の労働者の方が悲惨な気がしますね。
そもそも物語でさえ、奴隷のご主人様の美談は聞きますが、当時の経営者の美談なんて聞いたことありません。
南北戦争で奴隷解放したとき、それに反対した黒人奴隷はいましたが(ごく一部でそれが正義とは申しません)、労働法が出来たときにそれに反対する労働者なんて聞いたことありません。
正直、19世紀のロンドン在住労働者はかなり悲惨な上位に入るのではないでしょうか。
娘の小学生の頃の教科書
「7歳さいの男の子ブリンコウは,朝の5時前にベルで起こされます。麦がゆの朝食をかきこみ,寄宿舎を出て,5時半には工場に入ります。綿花から糸を紡ぐ工場の中は,綿ぼこりがたちこめ,むし暑く35℃になることもあります。腰をかがめて床をはいまわり,綿くずを掃除します。昼に30分の食事時間をはさんで,夜の8時まで働きつづけます。疲れて床にすわりこむと,監督のムチがとびました。事故は目の前で起こりました。10 歳のメアリのエプロンが,回転する機械の軸にはさまれ,体ごと巻き込まれたのです。片足を失った女の子に,工場主は見舞金さえ払いませんでした。1847 年には,イギリスの綿工場の労働者の 70%以上が,女性や 18 歳以下の子どもでした。」
他にも背の低い子供を集めたいつ崩落してもおかしくない小さな坑道の鉱山、煙突掃除で煤煙を吸いまくり成人できない子供、色々なことを聞きます。
そしてエンターテイナーである作者は悲惨な話のネタを子供にしているのは当然ですが、普通に成人男子でもおっさんでも爆発事故、ガス漏れ、回転する機械に巻き込まれる、機械に潰される、炉で焼き殺される、今の工場で起こっていることは当然起こっているわけです。
安全管理なし、労働争議なし、労働者はいくらでもいるので使い捨て。
やはり責任回避は容易、当事者感覚なしもありますが、資源と金があれば誰もが無尽蔵に作れるのです。
隣のXXさんの工場より一円でも安ければ、そちらを購入するでしょう。
そして大借金を抱えて建てた工場、経営者も生き残りゲーム、隣より条件を良くしたらそれだけで一円高くなり、負け組で首くくりの縄を準備しなければなりません。
そりゃ奴隷より悲惨になるわけです。
そして資源枯渇。
中世国家に比べて無尽蔵に見えたリソースでも、実際は無尽蔵ではありません。
資源は枯渇します。
カロリーは消費します。
実は何十億年も太陽エネルギーを浴びて作り上げられれ、宇宙誕生から始まって得た運動エネルギー「自転」「地熱」もリソースなのです。
何十億年もかけて貯めたリソースを、たった2-300年で消費しているリソース、いつかは終わりが来るでしょう。
手を替え品を替え期限を引き延ばしていますが、そのカタストロフィはどんどん近づいています。
まあ、最悪、中世国家に戻れば良いのでしょうが。
そして格差社会
責任のなさはやったもんがち。
資本主義は一人勝ちが原則のリスクたっぷり人生ハイ&ロー。
そして敗北に理由がありますが勝利には理由なし、だれでも機会が訪れます。
職場で「なんで無能が」と思う奴が出世してましょう?
そして進化論からこの方レッドオーシャンではでかい方が勝つ。
勝ち組でいったんお金をもったら事故が起こるまで爆走できます。
やったー、世界のたった1%のお金持ちが全世界の半分の富を持つすごい社会になりました。
みんな勝つまで頑張りましょう♪
私の100倍のお金を持っている人が100倍幸せかどうかはわかりませんが。
私の同僚で年収1億ドルだった奴がいますが、あまりにカナダの奥地のだれも住めない原始な生活で、いままで訪ねた女性が私の妻と娘だけという人生スローライフな奴がいます。
世界の上位2%になれても幸せそうには見えません。
こういう人生を送るまでは必死に何かに追いかけられてました。
いったい、どういう人が幸せなんでしょうね?
そして格差社会の影響なのか、無責任社会が影響なのか、いろいろな差別が勃発します。
ユダヤ人の友人に言わせると、日本の「差別だ!」と唱えるやつにその気楽さに殺意さえ覚えるそうです。
ユダヤ人は何千年も嫌われ者ですが、一番殺されたのは20世紀の近代。
尤も「おまえの仲間は中東でイスラム教徒たくさん殺してね?」と聞くと、突然人類愛に目覚めてスケール大きくなり、地球規模の「憎しみの大地」を嘆きます。
いやいや、あんま日本人の気楽さを笑えなかろう。
差別される場合は個人の憎しみ、差別する側になったら「愛」を唱えるのは良くある話です。
北アメリカではネイティブアメリカンの虐殺が始まります。
今までもたいがい殺してるし、ポカホンタスとか醜い所業はいっぱいあれど、数という意味では西部開拓でしょう。
終わった理由は絶滅寸前になったから。
インドでも、インド人を逆らった見せしめに人間大砲とか。
タタール人はタタールに住んではならぬ、オーストラリアの先住民族は人間ではなく原人であり狩りの対象、不潔な東洋人に世界を征服されてはならない、そこら中にヘイトが吹き荒れます。
ガリバー旅行記で紐解いてみれば全編読んで、そのモデルの人を考えると結構やばい本ですよね。
スペイン人の歴史は虐殺の歴史、スペイン人が一番嫌いなのはスペイン人、色々言われますが、多分スペイン人は延べ数で言えば少ない方だと思います。
イギリス人やアメリカ人、オーストラリア人の方がよほど多い。
時期が悪かったんですな。
産業革命後の虐殺の方が延べ数では激増しています。
関連性は「人が増えた」以外はありそでなさそな謎ですが。
魔女狩りとかもひつこく復活してます。
20世紀でもまだまだあります。
なんでこうなったんでしょうね?
日本人的にはピンときません。
日本は人種差別という意味では本当にお気楽な国です。
それに文句があるなら、もっと世界を見てきたら良いと思う。
ただ治安には気をつけてね。
実は多民族国家だからなのでしょうか?
日本で人種差別、民族差別を唱える人はユダヤ人の友人ではないですが、そのお気楽さにむかついたりします。
私にも良くわかりませんが、魔女狩りの歴史とかを調べると結構参考になります。
魔女狩り自体は何百年も続いていますが、ほとんどの時代は死刑執行人と言うより説法屋だったようです。
異端の噂が立つとそこに乗り込んで説法して解決。
「おばあちゃん、神というのは本当はね~」
どころか辞めろと言っている人もいます。
フランク王国のシャルル大帝は「魔女をむやみに焚き殺すことは殺人罪に相当する」
英国、飛行する魔女は無罪「空を飛ぶこと自体は、法律では禁じられていない」
ところが、それが死につながる事例はルネッサンス以降に吹き荒れます。
ガリレオとかもそうですね。
死刑につながる事例は知識階級が出来上がってから。
裁判さえ必要ない時期もあります。
16世紀の神学者ジョージ・ギフォード
「魔女は死刑にすべきである。殺人を犯したからではなく、悪魔と結託したがゆえに」
しかし本当の狂気は17世紀、それこそ王から民衆に権力が移り始め、マスコミが花開き、近世になってから。ちなみにルイ16世ではないですが、水銀を妙薬、風呂入ったら汚れるとかトンデモ論も吹き荒れました。
残酷な所業は100年前にもありましたが、延べ数ではこの時期は虐殺に近いですね。
「近くの国を見わたしただけでも、全ての国があの忌まわしい魔女の悲惨な害毒に感染しているのがわかります。ドイツでは魔女を焼く火刑柱を立てるのにほとんど忙殺されている有り様です。ロレーヌを旅する者は、魔女を縛り付ける刑架を幾千ともなく目にするでしょう。魔女の処刑が日常のこととなっている地域はたくさんあります。……どんな地方にも幾千幾万もの魔女が庭虫のように地上にはびこりつつあるのです。……私は全ての魔女をひと束に集めて、ただ一つの火で一度に全部を焼き殺せたらと思うのです」
(アンリ・ボゲ『魔女論』1602年)
もう大学がいくつも揃い、高等教育がなされてからも続きます。
むしろユダヤ人と絡めることが多くなる
「異端者、魔女、ユダヤ人、あるいは珍しい病気に冒された人々を不当に捕らえ、拷問を加え、焼き殺し、全財産を没収して私腹を肥やした」
。。。。知識階層が増え、トンデモ論が花開き、殺すと儲かるお金に結びつき、みたいな法則はありそうですよね。
20世紀になっても、21世紀になっても手を替え品を替え吹き荒れますな。
ちなみに歴史の逆回しはできないとかありますが、現代でもトンデモ論で人が右往左往してますね。
私は年齢食って知識を調べる癖が出来たので水素水は欺されませんでしたが、クーラー、扇風機、コーヒーメーカー、洗濯機、そこら中に「ION]と表示されている家電がある時点で偉そうに言えない。
マイナスイオン、オゾンが健康に良いってどうして欺されたのかはもう覚えていませんが。
アメリカでリー将軍の像を壊すべきであるとか。
こういうのも現代でも吹き荒れるデマ~歴史の蒸し返し~多集団へのヘイトの兆候とか思っちゃいます。
だって、こういうのっていくらでも蒸し返せますよ?
そして「だったら」という感じでも対向する相手も蒸し返せたりします。
だってワシントンでも奴隷使ってました。
その銅像を引き倒さない理由は?
リー将軍との違いは偉大さの割合?
南軍に所属してたから?
その度合いを決めるのは誰?
そして忘れてはいけないのは黒人奴隷を奴隷にしたのは黒人です。
白人が奴隷を狩りに行った訳ではなく、黒人の王様に支払って仕入れただけです。
黒人もヘイトの対象ですかね?
例えば「関東大震災での朝鮮人の虐殺」とかはもっとやばいですよ!?
当時の新聞は図書館で読めます。
そしてその記事は日本人が朝鮮人の暴徒に殺された記事がたくさん見つかっちゃうんです。
デマ!?
いえいえ、当時の大新聞以外も、自由民権運動といううさんくさい運動の代表な怪しげな新聞も含めてです。
全部つながって協力させたゲッペルスみたいな人がいたら、それこそフリーメイソン陰謀論よりびっくりです。
イスラム教徒もそうですが、民族主義が始まりかねないようなことが多発してます。
そして審判なんていないわけですから水掛け論、だれも幸福にならないヘイトが多発したりして。
きっと誰かが得するんでこういうのを何度も何度も蒸し返すのでしょうね。
産業革命の無責任さを当てはめると不利益を被るのはきっと「誰か」ではない人なんでしょう。
やれやれ。




