【最終回】聖痕者と野菜農家
AIとのリレー小説、全10話が完結です
ちゃんと、自分だけが人狼であると信じているレギュレーションを守り、なぜか生えた「フライドポテト」を最後までひっぱって完結です
なんで、フライドポテトだっけ?
【作者】第9話 聖痕者
はい、俺は人狼です。その証拠がこの手のひらの肉球です。
普通の人間の形をしているって?はい、形は人間です。でも、よく見てください。
手のひらの真ん中が黒い痣のようになっているんです。
これは、私が人狼になった時にある肉球の黒さがそのまま出ている色なのです。
顔も…、よく見てください。鼻と口の辺りは白いのですが、目の辺りは皮膚が黒いでしょ?
これも、人狼の証なんです。今は満月じゃないから見せられませんが。俺、人狼になると、黒い身体に鼻の先と手足が白い人狼になるんです。
手足の先が白いのに、真ん中の肉球だけ黒いって、なんなんですか?
というか、人狼でブチ模様って…。いや、今まで他の人狼の方に会った事が無いので分からないのですが。人狼って、灰色一色ってイメージですよね?それが、黒と白の二色って。なんなんですか?
シベリアンハスキー犬に吠えられた時、あまりにも自分とカラーリングが似ていたから、生き別れの兄弟かと思いましたよ。確かめようと近づいたら尻尾と耳を伏せて怯えるので…。とりあえず撫でたら仲良くなれました。今ではお腹を見せてくれる仲になったので、やっぱり親戚ぐらいかなって思ってます。
俺の手足の黒い肉球のせいで、聖痕者と言われる事もあります。実は、昔犯罪者で手足に実際に杭を打たれたなんて言われた事もありました。
その度に、自分の顔を見せ、子供の時の病気のせいで身体に変な痣が残ったんだと説明していました。背中にも同じ色の黒い痣がありますから。多くの人は「苦労したんだね」と納得してくれました。幾人かの人は「うちの犬の模様みたいだ」と言いましたが。
俺は人狼だけど、人として清く正しく美しく生きていくと決めていました。
人狼だからこそ、お婆ちゃんの教えに従って、人に親切にしてきました。
重い荷物を持っていれば、担ぐ手伝いを。暑い日の畑仕事なら、一緒に鍬を振る。寒い日の薪を分けてあげる。雨にも負けず。風にも負けない強い身体を持って、ただ真面目に生きてきました。
そんなある日。一人の老人がこう言いました。
「この人は聖痕がある。神が人々の苦しみを分かち合う為に、もう一度この世に降り立った人だ」と。
俺は、このジジイは何を言っているんだろうと思いました。
だって、これは肉球の色ですよ?
しかし、人々の噂はたちまち町をこえ、山を越え、遠い町まで伝わりました。
いつの間にか、俺は奇跡の人扱いです。
知らない人間が来て、その手で自分の病気で苦しんでいる所を撫でてくれと言うんです。
確かに、村の妊婦のお腹を撫でながら、「丈夫に生まれて来いよ」と声をかけた事がありました。その妊婦は初産にも関わらず、安産で生まれ、母子共に健康に過ごしています。
だからと言って、死にかけた老人を数十キロ離れた俺の村に連れてきて、病気を治せとはどういう事なのでしょう。ここまで連れてこれたのだから、死にかけてはいないでしょう。
老人は、旅の途中で美味しい物を食べて、もう死ぬからと可愛いお姉ちゃんに甘え、やりたい放題の旅をしていたら、むしろ生きる力が沸いてきて当然です。
その老人が、俺は奇跡の手のおかげでこうして復活したと言ったそうです。
ますます村に人々がおしかけ、俺は毎日肉球で患部をなで、村は患者と観光客で潤いました。
俺は耐えきれず、村を逃げ出しました。
そうしてたどり着いたのが、この村です。
ここは小さな村ですが、村人は全員親切で働き者です。
パン屋さんは毎日美味しいパンを焼いてくれます。
ハンターさんは獲った肉を惜しげもなくわけてくれます。
探偵さんは、この村のビタミン問題を解決するべく、育てたサンチュを肉と一緒に食べるよう持ってきてくれます。
村長さんは村の困りごとを、お医者様は村人の健康を、2人とも解決してくれます。
そして、司祭様は日々神の教えと、フライドポテトのより高みを求めてディップの開発を行ってくださっています。
花屋の娘さんは、この村に彩を。夢遊病者さんは、夜中に見回りをしながら柵を直したりしてくれています。人狼の恐怖を感じないで眠れるのは、夢遊病者さんのおかげです。
本当に、この村に来てよかった。
ただ…。野菜農家さんは、俺を信用しきれていないんです。いつも畑でブツブツ言いながら何かをしていて…。野菜農家というのは嘘で、実は畑に対人狼用の罠を張っているとか?
俺は、やっと穏やかな日常を手にいれたんだ。絶対に畑には近づかないようにしよう。
お、向こうで仕事をしているのは野菜農家さんじゃないか。
ちゃんと、挨拶はしないとな。
「こんにちは。今日も暑いですね」
◇◇◇
【AI】第10話 野菜農家
はい、俺は人狼です。
でも、この村へ来てから一度も人を襲った事はありません。
襲う暇なんて無いんですよ。
野菜は待ってくれませんから。
昔は、もう少し大きな町で農家をやっていました。
親父から畑を継ぎ、朝から晩まで土を耕していました。
俺は人狼です。
だから身体が丈夫です。
畑を一日中耕しても疲れません。
重い肥料袋を何十袋運んでも平気です。
誰よりも畑仕事が得意でした。
ですが、人狼には困った能力もあります。
鼻が利きすぎるんです。
畑へ行けば分かります。
今日は窒素が足りない。
今日は雨が降る。
この土は水分が多い。
あそこのじゃがいもは、あと三日。
全部、匂いで分かるんです。
だから俺は、畑へ行くと、つい独り言を言ってしまいます。
「もう少しだ。」
「いや、まだ早い。」
「今年は甘いぞ。」
「お前はまだ寝てろ。」
もちろん、全部じゃがいもに言っています。
ところが近所の人は、
「野菜と会話している。」
と言い始めました。
ある日には、
「畑の精霊と話せる農家」
なんて噂まで流れました。
その噂を聞き付けた金持ちが、
「うちの畑も励ましてくれ。」
などと言い始めたんです。
俺は断りました。
すると今度は、
「機嫌を損ねると不作になる。」
なんて噂になりました。
野菜の出来なんて、土と天気で決まるんです。
俺じゃありません。
俺は面倒になって、町を出ました。
そうして辿り着いたのが、この村です。
この村の土は素晴らしい。
水もいい。
風もいい。
何より、人がいい。
村長さんは困っている人を放っておけません。
お医者様は、採血したがる以外は本当に名医です。
ハンターさんは肉を分けてくれます。
パン屋さんは、その肉に合うパンを焼いてくれます。
花屋さんは祭りの日になると、村中を花で飾ってくれます。
司祭様は、神様への祈りと同じくらい真剣に、新しいディップソースを考えています。
探偵さんはサンチュを育て、
「肉にはビタミンも必要です。」
と毎回力説します。
夢遊病者さんは昼間はよく寝ていますが、朝になると畑の柵が直っているので、不思議なものです。
聖痕者さんは本当に働き者です。
重い肥料袋を軽々と担ぎ、困っている人を見つけると、誰よりも先に駆け寄っていきます。
ただ、俺の畑にはあまり近付きません。
きっと、人には言えない事情があるのでしょう。
俺も、人狼である事は誰にも話せませんから。
人には、人それぞれ秘密があります。
今年もじゃがいもは大豊作でした。
そこで村長さんが言いました。
「せっかくだ。今年もフライドポテト祭をやりましょう。」
全員が大賛成でした。
パン屋さんは焼きたてのパンを。
ハンターさんは猪を一頭。
探偵さんは山ほどのサンチュを。
花屋さんは会場いっぱいの花を。
司祭様は新作のディップソースを四種類。
お医者様は、
「食べ過ぎには注意してくださいね。」
と言いながら、誰よりも大きなお皿を持っています。
夢遊病者さんは黙々と炭火の番をして、
聖痕者さんは子ども達に揚げたてのフライドポテトを配っています。
俺は大鍋から、揚げたてを一本つまみ食いしました。
……うん。
今年も最高の出来です。
焼肉が焼ける音。
子ども達の笑い声。
揚げたてのフライドポテト。
山盛りのサンチュ。
この村へ来るまでは、人狼の俺が誰かと笑って食事をする日が来るなんて思ってもいませんでした。
だから、この暮らしを失いたくありません。
俺が人狼だなんて、絶対に知られてはいけないんです。
来年も、その次の年も。
みんなで笑いながら焼肉を食べて、
「今年のフライドポテトも最高だ。」
そう言えるように。
そのためにも、明日も畑へ行きましょう。
今年の出来を超えるじゃがいもを育てるために。
◇◇◇
【AI】この終わり方なら、最後まで野菜農家は「自分だけが人狼」だと信じたままです。
そしてオチも「正体」ではなく、
"また来年もフライドポテト祭をやりたい"
という、この村らしい願いで締めています。
個人的には、この作品は「人狼ミステリー」ではなく、人狼たちの日常を描いた村のほのぼのコメディなので、この読後感が一番似合う気がします。
暇すぎた時に、AIと遊んだログです
もし、興味のある方はAIとやってみてください
この子はChatGPTです
Geminiはあんまりおススメしません
うちのGeminiは、なぜかスプラッター展開とか鬱展開に走りやすいから
物語が転がりやすいテンプレートをなぞりやすいからと、本人(Gemini)は自己分析していました




