第1話 運命の日
11話の内容を変更しました 2026/4/28
イレギュラーの内容です
16話の内容を変更しました 2026/4/28
ギアの正体
17話の内容変更しました 2025/4/28
最果ての塔クリアしてんのにクロノスが領域の存在知らないのはおかしいので
18話の内容を変更しました 2025/4/28
神域と神界がごっちゃになってたので
11話と17話は割と変えたんで見た方がいいかも?
3月15日僕、日下部 広人の12歳の誕生日の日にすべてが変わった。
厳しくも優しく育ててくれた両親が消えた、これは比喩表現ではなく目の前から跡形もなく光の粒となって消え去った。
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3月15日昼過ぎ、それは僕の人生で最高で最悪の誕生日、久しぶりに歳の離れた姉と会え、両親に少し高めの外食に連れて行ってもらい、家でケーキを食べたとても楽しい日のことだった
誰も使ってない部屋、昔から入るなと言いつけられてきた部屋に入ることになったのだ。
部屋の中は真っ白で四方にお札が1枚ずつそれ以外は一切物がない部屋だった
「ねぇお母さん、どうして今日はこの部屋に入っていいの?」
「大丈夫、大丈夫よ、何も心配することないの」
お母さんが僕を抱いてそう言い聞かせる
「お母さん?」
「ああ、あぁきっとそうだ、そうに違いないあれは何かの間違いだったに違いない、だってほら・・・ッ―」
「お父さん?・・・お父さんッ!!」
お父さんの手足の先が光の粒となって消えていく
それは母も同様だった
「お母さんッ!!お父さんッ!!」
「ッッ―――よく聞け!広人!お前はこれからつらい人生、修羅の道を強制的に歩まされるだろう、広人の持つ力が枷となる場合もあるだろう!必ず力を我が物にしろ!大丈夫だお前は俺の子、とても強い子だ諦めなければ願いは叶う。」
そう言って両親は光の粒となって消えていった
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それから数刻たっただろうか広人はいまだ泣き続けていた
―――――⬛︎スキル【継承】が発動 継承対象:日下部 広人に【⬛︎⬛︎】が譲渡されます――――――
「え?」
耳の奥に、知らない“機械の声”が響いた。
それと同時に目の前がまぶしい光で満たされ、
空中に収束するように――丸い金属の機械がぽとりと浮かび上がった。
「初めまして、私の名は…私の名はギア、あなたの祖父に進むべき道を教え、あなたの父に知恵を授けたもの、そしてあなたには進むべき道と生き残る知恵を授けましょう」
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
「ギ、ギア……?」
『ええ、三代目。あなたのお名前を教えていただけますか?』
「……日下部……広人」
『日下部広人君ですか。ありがとうございます。マスター』
「マ、マスター?」
『ええ、マスター。今あなたは自分の状況を把握しておりますか?』
「なにも、お父さんとお母さんが突然消えて…」
『ッなるほど、これは。マスター自身のステータスを確認したことは?』
「ううん、お母さんがみちゃだめって」
『なるほど、申し訳ないですが、その約束を破りましょう。おそらくステータスに原因があります』
「でも……うん、わかった。ステータス」
ステース–––––––––––––––––––––––––––––––
名前:日下部 広人
年齢:12歳
Lv.1
HP:60
MP:12
力:11
速さ:9
耐久:10
幸運:30
固有スキル
【領域】L v.1
10m³を把握する
正方形
発展スキル
一般スキル
称号
⬛︎⬛︎
【神の器】
諞、諤偵?逾の器候補
この祝福を受けし者は何人たりとの直接的、間接的、経済的援助および協力を禁ず
期間は生まれて12年がたつ時から、レベル40になるまでとする
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『なるほど祝福、ですか…』
「祝福?これがお父さん達を連れ去ったの?」
『いえ、原因の一つではありますが主な原因ではないでしょう。それほど力が祝福に込められているとは思えません。』
「これは僕にどんな影響を与えるの?」
『祝福というのは一部を除きメリットしかございません。ただこれはその一部、試練型の祝福、それも神の名を冠する祝福…』
ギアは僕から視線を外すように斜め下を向く
『主に能力は二つ、一つ目は精神耐性、二つ目は対応する神への耐性
そしてそのデメリットは他神への信仰の禁止、試練の終了まで他者から協力の禁止で御座います。』
「ちょ、ちょっとまって他者からの協力の禁止?それなら君は?僕の前はお父さんの元に居たんだよね?」
『そうですね。丁度いいです。私のスキルを発動させましょう。スキル【世界図書館】接続 検索[継承型スキル]……出ました』
–––継承型スキル–––––––––––––––––––––––––––
このスキルは親から子へと継承するスキルである
継承タイミングは二つ
一つ所持者の意思による移行
二つ親子間の魂の接続が切れた場合
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二つ親子間の魂の接続切断、その一文から目が離れない
「お父さんは!?お母さんは!?二人は何処にいるの!!」
『⬛️⬛️⬛️⬛️…!、⬛️⬛️⬛️ッ………《最果ての塔》を、攻略してください』
「ギアッ!ギアッ!!」
『申し訳ありません』
ギアは何も喋らない、まるでその言葉か出ないように
僕とギアの間に長い沈黙が流れた
◇ ◇ ◇
ギアは二人の気まずい空気を吹き飛ばすように話題を変えた
「しかし、マスターは勇者型のサブスキルが一つですか』
「勇者型?サブスキル?」
『ええ、発展スキルという名の道標がある勇者型、発展スキルがなく自身の創造力次第で無限の可能性を秘めている英雄型、固有スキルはこのように二つにわけられています。
どちらが強いなどはありませんが、勇者型は王道的な強さ、英雄型は奇想天外な強さと言われています。
そしてそこからメインスキル、サブスキルと分けられています。
メインスキルは敵を殺す力、サブスキルはそれの補助になります』
「それが一つじゃまずいの?」
『ええ、ダンジョン生物は魔力のこもった攻撃しか効きません、魔法や魔法武器といったものですね。故にサブスキルしか持たぬマスターはとても不利というわけですね』
「どうにかならないの?」
『そうですね。方法はあります。
あまり褒められたことではないですかね。やはり自身の身の丈にあった武器、階層でダンジョンに挑むべきなのですが、そうも言ってられませんね。
日下部家の武器庫に向かいましょう』
そう言ってギアは玄関を出て庭にある蔵へと向かった




