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金貨

「話はついたか?」

 カジの屋敷を人と問い探索し終わった魔王はカジとミーのところに戻ってきた。


「・・・・」

 ミーは、魔王に対して返事をしなかった。どうやらカジからよい返事をもらえなかったようだ!


「そうか、まあオレはどちらでもよいのだが! ここも見たことだし、そろそろ行くか!」

 魔王は身を肩に担いでカジの屋敷を出ようと歩きだした。


「ちょ、ちょっとマオ、何処にいくの?」

 ミーは体をばたつかせて魔王に尋ねた。


「お前の妹のところだろ! オレはお前と約束したからな! 心配するな! あいつの助けがなくてもオレがいれば大丈夫だろう!」

 魔王は笑顔満面でミーに答えた。


「あ、ありがとう・・・・」

 ミーはうれしかった。魔王におろしてもらうように頼んでカジのもとにミーは再び向かった。


「おじさん、ごめんね! 私、おじさんのことも考えずに無理なお願いをしていたみたい・・・・」

 そういうとミーは頭を下げて魔王のもとに走っていった。


「ミー待て!」

 カジはミーを引き留めた! オレは何もしてやれないがこれを持っていけ!

 そういうとカジは何やら麻袋をミーに手渡した。


「なに、これ!」

 ミーがそういって袋の中を助かめると、袋の中には金貨がぎっしり入っていた!

「おじさん・・・・」

ミーは思わず息をのんだ!


「オレは、こんなことくらいしかしてやれないからな!」

 そういうとカジはミーの背中をたたいて去っていった。


「いい、オジキじゃないか!」

 魔王もみーの背中を強めに叩いた。


「よかったですね! ミーさん!」

 マヤも同じく背中を思いっきり叩いた。


「ちょっとなんなのよ!」

 ミーは怒ったが、顔は笑顔だった。


 魔王たちは、カジの屋敷を出ると、オアシスを出発した!

「今日は、その金貨で豪勢な宴会だな!」

 魔王は嬉しそうだった。


「何言ってるのよ! このお金は大切に使わないといけないのよ!」

 ミーは魔王の冗談をまじめに返している。


「大体2週間でエルフの国に着くっていう話だったが、いっこうにつかないでないか!」

 魔王はミーを少しからかってみた。


「それはマオがあちこち寄り道するからでしょ!」

 魔王とミーのやり取りをマヤは笑顔で眺めていた




 いつもお読みいただきありがとうございます。

 次回からしばらくの間、1週間に1度の行進になります。

 今後ともよろしくお願いします。

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