表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
40/77

毛利軍異世界転移

「今の光はなんじゃ?」

 吉川元春は2万5千の軍勢を率いて150隻の船で瀬戸内海を渡航している中、突如まばゆい光に包まれた。


 元春はあたりを見回した。海の上ではあったが、船上から見える景色は明らかに瀬戸内とは異なっていた。

「ここは・・・・」

 元春が明らかな異変に戸惑っていると、巨大な蛸の足が襲い掛かった。


「うわーっ! 助けてくれー」

 巨大な蛸の足によって、次々と船が沈められていく!


「あそこに陸があるぞ! 急いで船を焦げ!」

 元春たちは500メートル先に見える陸地に向かって死に物狂いで舟をこいだ。まさしく生死をかけていた。

 無事に陸までたどり着いた船は70隻だった。元春は陸地から暴れ狂う蛸の魔物に沈められる光景を呆然と眺めるしかなかった。


「なぜ、あんな化け物が瀬戸内の海に・・・・そもそもここは瀬戸内なのか!」

 元春は改めてあたりを見渡した。

 そこには見たこともない巨大な気がそびえたち、数キロ先には巨大な生き物がうごめいていた。

「ここは地獄か?」

 元春たちは信長が転移した世界に飛ばされていた。信長と魔王が転移したことにより1つの世界の境が不安定になっていた。

 異世界の知識など全くない元春以下毛利軍にとって、その光景は地獄に見えたようである。先ほど、突如異世界に転移した毛利軍を襲っていたクラーケンは、海上に船がいなくなるのを確認すると大きな波を建てて海中に帰っていった。

 2万5千いた毛利軍はクラーケンの気まぐれな攻撃で半数以上を失い1万人ほどになっていた。

 

 元春は無事地上にたどり着いた兵をまとめ遠くに見える巨大な生物を避けるように見たこともない陸地を進んだ!

 元春たちが上陸した陸地は砂漠地帯で40度以上の灼熱の地であった。しばらくは鎧を着たまま行軍していた毛利軍であったが、あまりの暑さに皆鎧を脱ぎ捨て、暑さをしのいだ。

 

 1時間ほど進んだとき元春たちの前に巨大なサソリの魔物が数匹現れた!毛利軍は弓矢で応戦したが、その固い体表に弾かれて全くダメージを与えることができなかった。何人かの勇気のある武将が刀を抜いてサソリの魔物に斬りかかったが、巨大なハサミに挟まれて体を両断された。

 その姿を見た兵士たちは戦意を失い、皆命からがら逃げだした。

 元春は後ろを気にする余裕もなくただひたすら走った。気が付くと元春の周りには数人の兵士がいるのみであった。サソリの魔物との戦いで1万いた毛利軍はあっという間にばらばらになってしまった。

 自分たちがどこにいるのかもわからない不安の中、元春はなんとか兵を奮起させ、歩みを続けた。

 数時間歩いたとき、ようやく彼らの前に街のようなものが姿を見せた。


 いつもお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ