第7話〜寒がりの少年〜
更新遅れてスミマセンでした・・・m(_ _)m
梅雨の日の事件からは、何事なく時が過ぎ・・・
季節は、夏を迎えていた。
「ひゃ〜っ!あっついあっつい!太陽、休暇とってくれてもいいのにぃ〜っ!」
あまりもの暑さに、美輝は散々叫びながらフライパンで卵を炒める。
「日中最高気温40度を上回る・・・地球温暖化ってスゲェなぁ。」
暑さ関係なしに、熱いブラック珈琲を啜り、新聞を見る大輝。
そんな大輝を、美輝は化け物を見るような目で見つめ
「大輝君よ・・・感覚神経大丈夫?」
感覚神経の心配をし始めた。
「俺は極度の寒がりだってこと、もしかして気づいてなかったとか?」
心配する美輝の目を見て、大輝はフッと微笑んでまた新聞に目を落とす。
―――大輝、なんか大人っぽくなった?
そうとさえ、美輝は思った。
・・・生まれた時から一緒だといっても、死ぬまで赤ん坊なわけがない。
そんなことを熟知はしているも、時間ごとに変わる大輝の表情は、やはり妙なものだった。
―――いつのまにこんなに大人っぽくなったんだろう。
そう思えるのが、世の常。いつも見ているけど、時間がx軸だとすると、y軸である姿はいつも見ているけど、途端に違って見える。
・・・比例とは、恐ろしい。
「・・・ま、今度の“旅行”の時は、気温がひと段落するってよ。」
「は?旅行?」
聞き慣れない言葉に、美輝は耳をかしげる。
そんな美輝の様子に、大輝は溜息を吐いた。
「さてはお前・・・説明会の時寝てた?」
「うん。バッチリ。体育館入った途端眠気が襲ってきてそのままスピー的な?」
「・・・柴田(美輝の学担の先生の名字)もよく注意しないよな・・・」
そう言いながら、大輝はテーブルの上に置いてあったしおりを手に取った。
「・・・ふ〜ん。交流旅行・・・4泊5日かぁ。派手なことするもんだねぇ・・・」
「派手なことってオイ・・・」
美輝はまだ、高校2年生。普通、旅行と言ったら3年生がするものだと思う。
だけど豪勢なことに、1、2年生も旅行へ行くのだ。(ちなみに美輝は、1年の時インフルエンザで旅行不参加)
「今年はちゃんとインフルエンザかかんなよ?」
「は〜い。分かってますよぉ〜!あんな過ちは二度としない!」
美輝は「任せとけ」とでも言いたそうに胸板(?)を叩くと
「さ〜てと・・・準備準備・・・明後日出発だとは思わなかったぁ〜♪」
日にちが日にち。明後日出発。無論、美輝は何も用意していない。
そそくさと、自室へ向かった。
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美輝が去っていった部屋の中・・・静寂で、時計の音さえ聞こえる。
そんな中、残った寒がりの少年は・・・思い切り、悩んでいた。
「・・・どうするかな・・・」
腰をソファに下ろし、天井を見上げる。
見上げても、目を閉じても・・・瞼の裏に映るのは、あの日の光景。
梅雨が明けてすぐ・・・大輝が対面のために高校へ行った時のことだった。
『比例×反比例』裏コント〜何故に!?〜
作者「では、今回大輝君にお越しいただきました。」
大輝「・・・ハ〜。タリィ。早く終わらせろ。」
作者「・・・(怒)こんなにもダルそうにしている原因は、次話で明らかにします。」
大輝「あ゛?なんつった?」
作者「いえ何も〜(笑)じゃ、早速質問。どうして2人は高校違うのに同じ旅行先なの?」
大輝「あ〜。俺が通ってる高校と、美輝が通っている高校は校長同士が兄弟なんだよ。面白いからって行って、行事はほとんど2校同時に実施する。」
作者「へ〜。凄いねぇ。兄弟校長・・・」
大輝「自称・適当校長兄弟。」
作者「・・・ハハハ・・・(汗)」




