第12話〜新たな、前途多難な恋〜
更新が滞ってしまい、すみません・・・
飛行機で移動・・・といっても、海外にいくわけでもなく、飛行機はすぐに着陸した。
周りの者は皆、着陸場所の風景に感嘆の声を上げている。
「疲れた・・・」
そんな皆の中、ただ1人・・・美輝だけは、大変疲れ切った顔をして溜息を吐いている。
「こっからは自由行動だぞーいっ!7時にホテルで夕食!それまでにはホテルに着いとくよーにーっ!以上ー!」
遠くでは、適当校長がそう叫んでいた。
「大丈夫?美輝。先ホテル行って休んどく?」
「あ〜、うん・・・そうする・・・」
美輝の顔は最早怪物フラ○チェン状態。せっかくの顔立ちが台無しだ。
ちなみに大輝ダミーは充電を済ませて所属の班で楽しく時を過ごしていた。
地図を辿ってフラフラとホテルへ向かった美輝。
目の前に立ちはだかるのは・・・
「・・・デカッ。」
おおよそ30階立ての、レトロ風な・・・どこか“あの店”に似ている外見の、とにかくデカいホテルだった。
あの店とは・・・そう、『ЯЁХКАЯУ』。
あの日の―――壮絶な・・・悪夢があった場所。
大輝へ対して、ただの『二従兄妹』という感情は、微かだが失せた場所。
美輝は、息を飲んで・・・入口を潜った。
入口に入ると・・・内装までも、あのカラオケ店と同じレトロ風であった。
あの光景が蘇り、美輝は身震いしたが・・・それを抑え、フロントにて鍵を貰った。
鍵を持って、鍵番号の部屋へとエレベーターを使って移動をする。
ちなみに美輝の部屋は、最上階のスウィートルーム。10名限りのスウィートルームで、校長お手製のクジにて抽選を行い、見事美輝がスウィートルームの一室を確保したのだ。
いざ、鍵を開けて中に入ると・・・ガラスのテーブルに、ステンドグラス調の窓。
何もかもアンティークガラス。でもスウィートルーム的な雰囲気を醸し出していた。
「・・・休養・・・とにかく・・・」
・・・そんな部屋に歓喜や感嘆の声を出す前に、美輝は休養という手段を取った。
すぐさま美輝はクイーンサイズのベッドに移動すると・・・
「ターラコーターラコー・・・クチビルータラコー」
意味不明な歌を歌いながら、睡魔の襲来に身を任せた。
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「What do you like,steak or salmon?」
「Why do you speak English?」
「It's mine pride.」
「Solly. Uncle mean.」
一方、大輝は大分決心がついたのか・・・1日早くジェットを雇って、空を飛行していた。
ジェットの運転手は日本人のはずなのに、英語を使う不思議な人だった。(しかも何故スチュワーデス的にステーキと鮭どちらが好きかを聞く・・・)
―――どうやって、狭間から抜け出すか・・・
狭間とは、美久の言葉なのだろう。
大輝はまだ、云々(ウンヌン)と悩んでいた。
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「んん・・・?」
美輝は、ようやく目が覚めた。
すぐに寝たため、髪はグチャグチャ。服も涎かなんかで湿っている。
「ヒド・・・」
ガバッと起き上がり、時計を見てみると・・・夕方の4時。
そろそろみんなが帰ってくる時間帯だ。
美輝はユニットバスに入り、部屋着に着替えて何か飲もうとカフェへと向かった。
長く、赤い絨毯が敷かれている廊下。その廊下の突き当たりを右に曲がると、カフェがある。
先日に美輝がインターネットでこのホテルの名前を調べた際、カフェの豪華な情景が画面にあったのだ。
「失礼しま〜す。」
美輝は無頓着にそう言うと、カフェのドアを開けた。
・・・中には・・・
「・・・美輝?」
あの日の・・・あの日の少年が、厨房で調理をしていた。
「・・・拓海。」
何ヵ月かぶりの再会に、2人の間に異様な沈黙の空気が流れる。
その空気を破ったのは、拓海だった。
「久しぶり。そういえば旅行だっけ?この期間。」
拓海はそう呟きながら、美輝の隣へと来る。
条件反射的に美輝の体は後退りをした。
「大丈夫。何もしねぇよ。」
彼はフッと笑みを浮かべると、客席のひとつに腰を下ろした。
ホッとした美輝は、拓海の目の前の客席に座る。
「・・・学校は?」
「あ〜、まぁ退学??」
彼はサラリと何食わぬ顔で重大なことを言った。
驚いたように、目を見開いてこちらを見る美輝を見て、彼はフッと笑みを零した。
「俺が何か仕出かしたわけじゃねぇんだ。前、俺が経営してた店と、こことが合併して、仕事が為に強制的に退学・・・ってとこ?」
「あ、なるほど・・・」
「それに・・・」
そう言いかけ、彼は口を噤んだ。
「それに?」
「・・・いや、なんでもない。」
「・・・お前を、忘れたかった。」そう言おうと試みてみたものの・・・“想うが為”、告げれなかった。
その後、間を浸すのは沈黙・・・
拓海のポケットから、ケータイの着信音と思われしき音が響いてきた。
「ちょいとゴメン。」
彼は席を立ち、スタッフルームへと姿を消す。どうやら電話のようだ。
美輝は好奇心に駆られ、拓海の後をこっそりつけて・・・スタッフルームの壁に耳を当てた。
「あ、もしもし?麗沙?うん、俺。そっちどーよ?そか、大変か〜。だよなぁ。で、何??もしかして風邪とか引いた?お前体弱いから気ぃつけ・・・」
聞くからに、恋人同士の会話。
「ちゃんと自分を諦めてくれた。」という何とも心地よい安堵に包まれた美輝は、そっと耳を離した。
「一件落着・・・ってとこかな?」
残るは、大輝が着くまでのダミーのお世話・・・これからまた忙しくなりそうだ。
美輝は意気を込めて、部屋へと急いだ。
部屋へ帰る途中、さっきの微笑ましい会話を思い出し、美輝自身の顔も綻ぶ。
―――拓海、きっと“その人”のことすっごく好きなんだなぁ・・・
・・・と、考えた時・・・頭の中を、フッと何かが過ぎった。
その過ぎったものは・・・言葉は・・・
「―――麗沙・・・?」
『比例×反比例』裏コント〜滞りまくりっ!〜
作者「え〜、だらしないことに・・・更新、見事にストップしてしまいましたよ・・・」
美輝「ほんまアホやぁっ!てか、更新待ちしてくれてる人少ないだろうけど〜♪」
作者「んなコト分かってるよぉっ!(自棄泣;)テストが明後日明々後日明々々後日と続くので・・・次回更新が、土曜日ぐらいになろうかと・・・」
美輝「でもさぁ、アンタも一応中学生なんだしぃ〜、どっか遊び行きたいんじゃないの〜?」
作者「よく分かってるね・・・というか半ば頼まれたら行かなきゃなんねぇって感じ・・・」
美輝「要するに、頼まれごとは断れない性格ですな(笑)つか、アンタ私のコーハイじゃん?」
作者「・・・」
今思えばそうだった・・・(_ _)コイツの設定高校生だったっけ〜・・・(ボケすぎっ!)
にしても、滞っている間のテスト勉強は睡魔との闘いでした(笑)




