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これは魔法の書です。  作者: わおん
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回復池から、回収された死んだ藻(も)は、


本来なら、廃棄(はいき)される。



放置すると、腐った汚物に成るのだ。


しかし、不老不死研究者にとって、


回復池の、藻の死骸(しがい)?


それは、大切な研究材料だった。



もちろん、回復池の生きた藻の方が価値がある。


しかし、それは、嫁先生が、治療に使う為、


遠慮(えんりょ)がある。



回復池は、信仰の対象であり、


失敗する事が、ほぼ確定の実験に、


生きた藻様を使う事など、


研究者でさえ、恐れを感じる。



だが、死んだ藻は、焼却して、畑の肥料に成る。


それなら、焼く前に、分けて下さい。



その様な申し出を、断る理由も無いので、


死んだ藻が、不老不死の薬や、食材として、


研究された。



彼らとって、これは、神に等しい死体である。


その為、大切に思う気持ちが、過剰な丁寧を生み、


それが、不自然な現象を発生させた。



子供が言ったのだ、死んだ藻を、


そのまま、土に埋めたら、芽が出るのでは?



実際、それは失敗に終わったが、


焼く前の藻を、植物の肥料として使い、


その時、藻に回復魔法を送る。



神聖な藻の遺体・・・


その様な感情が、彼らの回復魔法に変化を与えた。



回復魔法を、複数人で1点集中すると、


熱が生まれ、最終的には、炎が出る。



その為、今回、1人で、苗木の根本に、


死んだ藻を配置して、それに向け、


回復魔法を送って居る。



その周囲の人々も、自分の役割を理解して居た。


回復魔法は送らない。



しかし、この状況を見守る。


実際、回復池で、藻が繁殖する現象も、


周囲の崇拝心が、効果と成って居るのだ。


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