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通常の治癒力では、刺さった異物を、
排出させる能力は無い。
その為、動物なども、矢が刺さったまま、
生き続ける事がある。
傷口に入った汚れが、皮膚の中に残る者も居る。
つまり、今こそ、念力による排除が必要なのだ。
傷口を「グニョグニョ」させる?
そんな方法では、無理がある。
その事に気付いた1人が、それを指摘した。
言われれば、当然の事である。
その為、ケガ人も、周囲の者も、
念力を、求める気持ちに、具体性が生まれた。
肉の力で押し出すのは無く、念力で、移動させる。
小枝のカエリが邪魔に成るので、
傷口を、広げる必要があるが、
排出するのは、念力での移動。
小枝を軽くする? 浮かせる? その様な感覚なのか?
そんな雑談混じりだが、それらが、彼らのイメージに、
具体性を与えて行く。
ここには、先日、枝の刺さった、通称・夫も居る。
その心強さも、周囲の者の、彼の様な能力が欲しい!
と具体的な、意識と成って居た。
結果、夫が、小枝をつまみ、周囲の者が、
傷口を絶妙に広げ、排出するイメージ、
枝は抜けても、枝の皮などが、傷の中に残ってしまう。
それを、小枝に集めるイメージ。
数分後、夫が、慎重に小枝を引き抜き、
磁石に引き寄せられる様に、小枝のカスが集まる。
前回は、夫の傷口には、大きな葉っぱと、
魚が乗って居たが、この時に成って、
全員が、それを忘れて居た事に気付く。
不自然な記憶の欠落・・・
これは、魔法と関連する無意識が、影響して居るのか?
そんな事を考えながらも、今度は、傷口の治療である。




