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これは魔法の書です。  作者: わおん
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現在、僕は、謎の施設しせつで、


新聞男こと、土屋笑吉さんから、


嘘の様な話を、聞かされている。



くわしい事は、不明だが、


ある時、男の子が、


何かの切っ掛けで、


自分を、魔法使いと思い込んだ。



おそらく、当時、その男の子は、


まだ、言葉も解らない幼児。



つまり、魔法という言葉も、


理解出来ない年齢。



その時、何かの切っ掛けで、


自分には、特別な力があると、


勘違いした。



全ては、推測だが・・・



土屋笑吉さんは、


その前提で、話を続けた。



その男の子には、


脳に障害があった。



それを、知的障害と呼びのか?



と言って、笑吉さんは、


巨漢の月野太一さんを見て、


ここまででは無い。



遠慮えんりょ無しで言った後、


説明を続けた。



脳に障害があり、


年齢的に幼い。



しかし、不思議を理解出来る。



そんな、奇跡的なタイミングで、


自分を、特殊な存在と理解した幼児。



そんな幼児は、


この世界で、魔法の力を鍛えた。



結果、幼児は、少年に成り、


死んだ・・・



魔法など、実在しない能力。



物理の法則を、無視した現象。



それを、勘違いで、


発動させたのだ。



その負担は、脳にダメージを与えた。



その為、その少年は死んだ。



ところが、その魂は、消滅しなかった。



少年の魔法の能力、


それが少年の魂を、


異世界へと、転移させた。



そこで、何があったのか?



それは、解らない。



しかし、そこで、少年は、


身体を得たと考えられる。



そして、そこで、成長して、


魔法の力を鍛えた。



結果、そこでも、


脳に負担がかかり、


死ぬハズだった。



しかし、少年は、


その状況を乗り越えた。



結果、彼は、


物理の法則を無視しても、


脳には負担がかからない。



正真正銘の魔法使いに成った。



しかし、彼は元々、


こちらの世界の人間だった。



その為、家族は、


まだ、この世界に存在する。



その様に考えられる。



つまり、彼は、


こちらの世界に、未練がある。



ところが、彼には、


強い自制心があった。



その為、こちらの世界には、


干渉かんしょうしない様に、


努力している。



しかし、無意識、寝言、


それらと同様、本人には、


コントロールが困難な要素。



それが、魔法を発動させ、


こちらの世界に、影響を与えている。



その結果が、オレたちだ。



オレは、新聞の棒を回転させると、


凄まじい破壊力を生む。



これは、オレにしか使えない。



太一の、カカシのポーズには、


強力な浄化じょうか作用がある。



だから、精神の病みが浄化され、


楽しく成ってしまう。



こんなモノ、修行で、


どうにか出来る事では無い。



そして、中條中二、


キミの回復能力も、


それに該当する。



恐竜に殺されても、死なない。



そんな能力は、


オレたちには無い。



それが、キミが得た恩恵だ。



笑吉さんは、


僕の能力に関して、


僕以上の何かを、


知っている様である。



だから、僕は、質問した。



「僕は、吸血女に、血を吸われました。


そして、ヴァンパイア化したと、


思っていました。


でも、それは、違うのですか?


僕の能力は、魔法なのですか?


では、あの時の、吸血女は・・・?」



すると、笑吉さんは、


僕の問いかけに対して、


神妙しんみょうな表情をした。



そして、


「すまない、それは、


オレたちの責任だ・・・」



そう言った後、


再び説明を始めた。



我々は、魔法使いの少年を、


魔神ましんと呼んでいる。



魔神は、異世界から、


こちらの世界に、影響を与えている。



その結果、我々の仲間の多くは、


魔法の能力を得た。



しかし、それは、


便利なモノでは無かった。



れただけで、


相手を殺してしまう能力、


それを得た青年は、


最終的に自殺している。



それ以外にも、


絶対に、壊れないリアカー、


それを誕生させた少年は、


育ての親と、自分の左足を失った。



その他にも、


自動車事故で、身体が潰れると同時に、


その身体が、元通りに回復する現象。



それを体験した人物は、


その時、奥さんを失った。



当時、奥さんの、お腹の中には、


子供がいた。



もちろん、その子も、


亡くなった。



つまり、


魔神から、何かを得た人間には、


大きな災難が、降りかかる。



結果、そんな被害者が、集まり、


我々の組織が誕生した。



しかし、その人員は、


元々、普通の人であり、


魔神の被害者や、その家族だ。



そんな普通の人が、


よせ集まって、


魔神を殺す事を考えた。



もちろん、そんなノウハウなど、


ある訳が無い。



ところが、我々には、


奇跡が起きた。



キミも1度、見たハズだ。



前回、キミは、恐竜に血を吹きかけ、


2頭を、しもべにした。



ところが、その後、


男が、恐竜に手を向けて、


その効果を解除した。



そう言われ、僕は、


その時の事を思い出した。



「はい、手向け男・・・」



「そうだ、その手向け男が、


我々に奇跡を与えた。


彼には、不可能は無い。


しかし、その実現には、


多くの犠牲ぎせいが必要だ」



そう言って、笑吉さんは、


悲しそうな顔をした。



「手向け男の名前は、木下大和。


大和のお陰で、オレや、太一は、


人間として、生きていられる。


しかし、そこには、犠牲ぎせいが、


発生する」



そう言って、笑吉さんは、


恐竜を見た後、僕を見た。



そして、笑吉さんは、


説明を続けた。


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