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飛ばされた。

ただの子供の厨二心と言うことで暖かく見守って頂けると幸いです。

瓦礫が崩れ落ちる音が響く。

かつて魔王城だった場所は、もう原型を留めていなかった。

黒煙。血。焼け焦げた石。その中心で、俺は剣を支えに立っていた。

「……終わりだ、魔王。」

肩で息をする。腕は震え、視界も霞む。

長かった戦いの果て。ついに、魔王を追い詰めた。

玉座の前。膝をついた魔王が、低く笑う。

《ク、クク……見事だ、勇者。》

「黙れ。もう終わりだ。」

剣を握り直す。この一撃で、全て終わる。

故郷も。みんなも。世界も。

ようやく救われる。

《……本当に、そう思うか?》

「何?」

魔王がゆっくり顔を上げた。

その口元は、瀕死とは思えないほど、不気味に歪んでいた。

《貴様は、“異界”を知らぬ。》

「何を──」

瞬間。

魔王の足元から、巨大な魔法陣が広がった。

《グハハハ!!!仲間も、家族も、守るべき民もいない世界で絶望するがいい!!》

────────────────────

うぅ…

…?

俺は確か…魔王と戦って…魔法を受けて…

ハッ!

「魔王!魔王はどこだ!」

息を吸いこむと、鉄や薬品の匂い。…牢屋だ。

「…は?」

??『君…だれ…?』

!?

声のした方を向くとそこには、ツノや翼の生えた少女が怯えていた。

⁇『だ…だれ…?』

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