↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/45

 イルリットとファーナとマーリレスの王城屯所への復活訪問

 本来は今日に各国に話しをする予定だったが、皆様気持ち良さそうなのでお泊り頂き、明日のお昼に会合は持ち越しとなった。

 (お国の公務はいいのかな?)


 アクアスカイ女神様は帰り際にマードが造った花束をマードから受け取り、傅くマードに。


 「マード。演台のお花やテーブルのお花の造形はとても素晴らしかったですよ。

 この花束も大変気に入りました。

 出来るならばわたくしのここの教会にもお花をお願いできませんか?

 イルリットでは心許なくて」


 「是非わたくしめにやらさせていただきたいと切に願う次第です」


 「ではお願いしますよ。

 これはわたくしからのプレゼントです。受け取っていただけますか?」


 「ははぁぁお お預かり


 マードは傅いたまま両手を差し出し、手渡された手紙を二度見して、アクアスカイ女神を見上げた。


 「マーリレス」


 「はい。アリアスさんからのお手紙よ。大切にね」


 「アリアス。アリアスの・・・あ”ぁぁぁアクアスカイ女神様ぁぁ」


 「後でゆっくりお読みなさい」


 「あ ありがとう ございますぅぅぅ」


 (亡くなった奥様からの手紙で大洪水になってしまった。上で生きているのかな?)


 アクアスカイ女神様は母を置いてお帰りになり、母は明日のその会合までは地上に居られる事となった。

 母は本来私と寝る予定だったが、母とおば様。お婆様。それとクールシャインナ・フラーナス女王陛下の一室となった。


 「「「あなたはもう大人でしょ」」」


 「ですがぁ」


 「「「何をするか解りません」」」


 「何もしないですよぉぉ」


 「イルリット」


 「はいお母様。従います」

 (親子でとんでもないことを)


 「ファーナも許さないですよ」


 「何で?」


 「母様は美し過ぎるのです。リットが何かするのは目に見ています。ハロマイネさんやメルナさん、リリースさんを見るです」


 「何であの目つき?怖いんですが」


 「女性の勘は鋭いのです」




 おば様。お婆様。クールシャインナ・フラーナス女王陛下との就寝前のお茶の席で母が。


 「イルリット。王城に付き合いなさい」


 「今からですか?」


 「今が良いの」


 「どちらへ」


 「近衛公安の屯所」


 「ああ。なるほどです。五秒待って頂けますか」


 「ファーナ様はこちらへ」


 「はいなのです。母様」


 「行ってらっしゃい」


 「行きます」




 「マルージム近衛公安騎士隊長。今そこにイルリット様がいらっしゃいませんでしたか?」


 「そこを開けろ。確認にいら・・・マーリレス様?」


 「お久しぶりね。フィットネス」


 「あぁぁぁ隊長ぉぉ本物のマーリレス様ですよぉぉ


 「あら。チャリンコはわたくしを疑うのかしら?」


 「「「「もうしわけございませんでしたぁぁぁ。お帰りなさいませぇぇ」」」」


 (うわぁぁ五体投地だぁぁサクリーング副隊長はチャリンコらしい。ぜったいお母様転生者ですよねぇ)


 「チャリンコ。椅子」


 「はっ。どうぞ」


 「トンボちゃん。お茶は?」


 「た ただいまぁぁ」


 (トンボちゃんと呼ばれた女性は確かハーネナルシさんだ。唐辛子かい)


 「ありがとうトンボちゃん」


 「いえ。ご復活なさったのですか?」


 「今から説明するわね。みんな椅子に掛けて」


 「「「はい。失礼いたします」」」


 「わたくしの事は先ず置いておいて、トンボちゃん。まだこの屯所を使っているの?」


 「ここはマーリレス様がお造りになった場所。わたくし達の憩いの場ですよ」


 「この上にある城内公安事務所では落ち着かなくって」


 「フィットネスも仕方ないわねぇ。ありがとう。嬉しいわ。

 それでイルリットの肩にお座りのお方が見える?」


 「鬼教官が『お方』?」


 「フィットネス。二十秒スクワット百


 「あぁぁ申し訳ありませんでしたぁぁ


 「必要以上に大きな声。腹筋、背筋、腕立て各三百


 「申し訳ございません。マーリレス様」


 (はい。お母様は異世界人確定)


 「良く見る」


 「「「あ”ぁぁぁ」」」


 「皆様。イルリットに手を貸して下さりありがとうなのです。

 私は妖精のファーナ。これからよろしくです。ああ、傅かなくていいですよ」


 「ファーナ様は創世のアクアスカイ女神様の神力とイルリットの持つアクアスカイ女神様のお力で世界でたったお一人。認識できる妖精様だ。

 そしてファーナ様は創世のアクアスカイ女神様の直属の最高位の眷属様であらせられる。

 理解できたか」


 「創世のアクアスカイ女神様は実在していらっしゃった?」


 「今から話すことは、何れ伝わって来るとは思うが、現在はここだけの秘匿事項とする」


 「「「はっ」」」


 「アクアスカイ女神様は今さっきまでイルリットの城で、わたくしと十三か国の外交官。及び全ての陛下と共にご会食をなさっていた」


 「「「えぇぇぇ?」」」


 「それでわたくしの事だが今、一時的に蘇った。と、言っておこう。

 既に荼毘に付された墓は存在していない。確認に行っても良いぞ。面白いものでは無いがな」


 (この世界は一部除いて土葬なのに、イジルバーバラ妃の命令で火葬したんですよねぇ。毒の痕跡を残さない為と少し前に気付きましたよ)


 「隠した方が良いでしょうか?」


 「墓荒らしにやられた。そうしておくと良い。喜ぶであろう」


 「畏まりました。それでイルリット様は使徒様?」


 「皆の想像に任せる」


 「「「ははぁぁぁ」」」


 「確認だが、ここの十五名はどうしようと考えておるのか」


 「願いが叶うのであれば、廃嫡されたあの日よりイルリット様に付き従う。

 ここの者達の。いえ、マーリレス様に鍛えられたわたくし共の総意です」


 「何処にも付けずの立場で苦労させてしまって申し訳ない」


 「「「頭をお上げくださいぃぃ」」」


 「ファーナ様。お願いできますか?」


 「はいなのです。

 今から光の玉が降り注ぎます。両手で水を受けるようにしてください。そうです。

 この光りの玉はスクエアードパワースタ(妖精力二乗補給)ンドの強化タイプなのです。皆様受け取りましたですね。

 脳裏で確認してくださいです」


 「念話距離と転移距離が伸びた?」


 「はいなのです。

 ただ、制約があるです。

 イルリットに関する事象の場合のみです。

 その事象で生じた危険回避にも使用は出来ます。

 つまりですよ。誰かに襲われたとするですよ。

 長距離転移や長距離念話が使えれば、それはイルリット絡みとなるですよ。

 個人的や他の依頼での買い物や旅には使えないですよ」


 「「「「了解です」」」」


 「で、わたくしからのお願いだが、貴族の方で


 「イルリット様から依頼がございまして調査して、既に四貴族が反抗分子となっています。

 内容はご報告済みです」


 「イルリットちゃん。

 どぉぉしてお母様には報告が無かったのかしらぁぁ」


 「お お母様。あのですね。実はですね。

 えぇぇっとぉぉ。

 お母様のなさっていた国土。領地開発事業の予算を横領してですねぇぇ・・・。

 という感じですぅ」


 「ほほう。

 それをドアホウと言うより、クソ宰相が黙認していたとぉ」


 「は はいぃぃ」


 「それはイルリットちゃんもぉ?」


 「そ そうなっちゃいますねぇ」


 「で。お母様が怖くて言えなかったと」


 「嬉しくてお伝えする暇がぁぁ」


 「まぁいいでしょう。

 今の地位を得るまでは何もできなかったでしょうし。

 それで、どうするつもりかしら?」


 「今、陛下に奏上しても『捨ておけ』で終わりそうです。

 実力行使に出てから完膚なきまでに叩き潰します」


 「その方が手っ取り早いか。

 泣く泣く従っている者らはうまく選別なさい」


 「はい。おまかせください」


 「フィットネス。上のクーデターの兆しは


 「既に上で画策中です」


 「はぁぁバカ共が」


 「陛下が主導するパターンを選定したようですね」


 「アホ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。