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黒猫の我が家
「ただいま」
「おかえり!」
キッチンにいる母さんに声をかけた。
やっぱり久しぶりの実家は落ち着く。
「あんた夏休みは忙しいとか言って帰って来ないから…」
「あはは…ごめんなさい」
忙しいのは嘘じゃない…うん。
青空と雪と晶達と遊んでたら帰る暇がなかったというか…。
麻琴が離してくれないのもあったんだけどね。
リビングにいる父さんにも声をかけた。
「ただいま」
「おかえりー」
「おう、帰ってきたか!久しぶりだな…」
すごく嬉しそうな父さんの顔。
ただいま。我が家。
明日はあそこにも顔出すかな?
「明日、出かけるから!」
「帰ってきたと思ったらすぐ遊びに行くのかい!」
「まぁまぁ、澪だって久しぶりの地元なんだし、こっちの友達とも遊びたいだろう。」
「じゃ、そういうことで」




