黒猫の宝とは…
『はい、皆様。終了の時間となりましたのでホールにお戻りください』
その放送を聞いて私はホールに戻った。
「お疲れ様でしたー!宝箱を見つけた人は何人居ますかね??」
よほど難しかったのか見つけた人は4人だった。
私を含めて。
私が見つけた宝箱は緑色。
森の草の中に紛れていた。
これは気づくわけないわー。
「宝箱を見つけた人は一つだけ、出来る限りの願い事を叶えます!では、まず一人目は赤い宝箱を持った女の子」
「あの…せ、生徒会の…有栖川さんと、で、デートがしたいです」
恥ずかしながら言う女の子。
「やだ」
即答の雪。
おいこら。
「でも…出来る限りって…」
「無理。できない。むーりー」
子どもか!
ちょっと可哀想…。
「あの、じゃあせめて「好き」って一言いってもらえますか?」
雪もすげーけど
この女の子もすげーな…
親衛隊とか大丈夫なのかな?
雪は小さいため息をついて
「…好きだよ。ずっと前から」
何故こっちを見ながら言う!?
ほかの願い事は冬休みを一週間ほど伸ばして欲しい。
一週間授業を免除して欲しい。など
マトモな願い事だった。
あとは私か…。
「最後は編入してきた木村さん!願い事は何でしょうか?」
笑顔の椿さん。
「あの…願い事なんですけど…今思いつかないんで今度にしてもいいですか?」
「あ、いーよ!じゃあ木村さんは保留ねー」
そんな感じでクリスマスパーティーが終わった。




