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不思議な病気のある世界  作者: 永山次郎
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退院


 ついに、この日がやってきた。どれだけ待ち望んだことだろうか。


 退院。である。


 今日までに何回かトラブルはあったものの、無事にケガは治り、病院を後にすることができた。

 久方振りの外は良いものだ。何もかもが明るく色づいて見える。健康ってこんなに素晴らしかったんだな。


 病院の入り口で大きく伸びをする。新鮮な空気が身体を満たす。新しく生まれ変わったようだ。身体が女の子になってしまったので、あながちこの表現は間違ってないかなぁと思う。

 あ、おじいちゃん達が迎えに来たか。


 一緒に待っててくれた担当の先生にお礼を言い、荷物を持って小走りで軽トラックで来たおじいちゃん達のところへ向かう。荷物は後ろに乗せた。

 荷台には妹も乗っていた。座席には入りきらなかったようだ。ふーん…楽しそう。


 「"僕"も後ろに乗って良い?」


 そう訪ねたが、みんな咳払いして何かを促してくる。なんだなんだ。病み上がりの人間は前に乗れってか。


 「…?みんなどうしたの?風邪?」


 また咳払い。なんなんだ一体。

 そこで"僕"は、いや、私は気づいた。一人称か。

 徹底してるなぁと苦笑しながらも、


 「私も、愛理と後ろに乗って良い?」


 ちゃんと言い直した。私を思ってのことなので、あまり悪い気はしなかった。

 おじいちゃんはにっこりわらってOKしてくれた。


 ここで、少しいたずら心が騒ぐ。よーし。


 「わーい!ありがとうおじいちゃん!」

 棒読みだったろうか?そう言いながらおじいちゃんに抱きついてみた。突然のことなので驚いたようだが、ちゃんと受け止めてくれた。

 良かったー。避けられたらどうしようかと。


 意外と筋肉質な身体だった。おじいちゃんだからと侮っていたか。私はおじいちゃんの腹筋に頭を預けるような形で抱きついた。ふむ、縦にも大きいのか。頼りになるなぁ。


 余談になるが、私は妹よりも少し小さかった。なんたる不覚。まさか妹に見下ろされる日が来ようとは。自分ではあまり変わってないように思えたのだが、今考えるとあの時私はベッドに座っていた。なるほど納得した。それでもやっぱりショックだった。


 さて、大人しく(?)荷台に乗り込み、愛理と話をしながらお家へと向かう。

 久し振りの我が家だ。本当の私と愛理にとっては我が家とは言い切れないようだが、私の中では昔から住んでる我が家だ。


 ここからだ。ここから、大変な日々や不安な毎日が始まるのかもしれない。でも同時に、楽しい日々やうれしい出来事にあうはずだ。


 ワクワクとドキドキの日々が、今始まる!


 はいそうです。やっと退院しました。長かったですはい。

 ここから色々日常ものになっていくはずです!

日常ものにさせていきます!

 なにとぞ、これからもよろしくお願いします。


 あ、冒頭の『何回かトラブルはあった』話ですが、煮詰まった時にでも書いていきたいと思います。長い目で見てて下さい

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