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不思議な病気のある世界  作者: 永山次郎
19/56

身体測定のお時間です


 僕は上の服を脱いだ。

 この部分だけ描写すると、普通の男かえっちな女の子っぽいな…

 しかし、断じてそのような事はない。


 今日は身体測定の日なのだ。

 故にここは男子禁制の女子更衣室。大胆な着替えも許されるのである。

 え?元男だからそこに入ったらダメだろって?

 だからって女の子の身体で男子更衣室に入るわけにもいかないじゃないか。健全じゃないだろう。それに見られる。絶対見られる。あたりまえか。


 うん。今日の僕の下着は可愛いなぁ。やっぱり可愛いデザインが豊富なのは良い事だ。肌触りも最高。文句なんてない。…ない。

 必死に自分のモノを見て自己暗示する。別に、大きくないからってへこんでねぇし。ホントだし。


 「あ、葵ちゃんのブラジャー可愛いねぇ~。」

 横で着替えていた百合恵ちゃんがそう声をかけてきた。

 自分の下着の話題はなんだか恥ずかしいが、ずっと返事しないで黙っているのも感じ悪いので、社交辞令として一言返しておく。


 「ありがと~。百合恵ちゃんのも可愛い…ね…っ!!」


 百合恵ちゃんの胸は前に爆弾だと書いたのを覚えているだろうか。年の割に大きいと。

 訂正しよう。百合恵ちゃんは着痩せするタイプだったようだ。

 あれで!?という疑問もうなずける。なんせ、通常形態で大きく見えたのだから。

 だがしかし、目の前に広がっている胸はその、なんというか、あれだ。メロンだ。丼じゃない。メロンだ。


 これまた、大層なものが実ってらっしゃる。

 そいで、この大きく育ったメロンはおいくらなのかね?


 いかんいかん。一気に頭が爺くさくなったぞ。破壊力凄すぎるだろ。

 これは同じクラスの男子に見せられないね。いや、そもそも女の子が男子生徒の前で服を脱がないが。あたりまえだろ。何考えてんだ僕は。


 そんな僕の事を知ってか知らずか。百合恵ちゃんはおもむろに腕を前に出し、自分の胸を寄せた。

 た、谷じゃぁ!谷ができおったぞぉ!天変地異か!あぁ、神様。お慈悲を…

 話が逸れた。戻す事にしよう。閑話休題ってやつだ。


 「時に百合恵ちゃん。何をしているのだね?」

 「なんで変な口調になったのか気になるところだけど…まぁ良いか。なんだか、みんなのとおっぱいと比べると、私のおっぱい少し大きいかなぁって。そうじゅくってやつなのかなぁ…」


 そう言いながら胸を揺らす百合恵ちゃん。

 やめて!僕を含め周りの女子のHPはゼロよ!

 それに、”少し大きい”じゃなくて、”かなり”大きいからね!

 だめだ。今まで男子だった僕には刺激が強すぎる。

 顔をそむけた。そんなことないと思うよと言って彼女へのフォローも忘れない。

 今は着替える行為に徹しよう。


 やっと着替えられた…なんで着替えるだけなのに僕はこんなに疲れてるんだろうな…ははは…

 そんなこんなで、身体測定は始まった。

 測定中に特筆するようなおもしろいことはなかったので、割愛する。


 測定結果を見てみよう。

 身長:145.7㎝

 体重:**.*㎏

 座高:72.4㎝

 視力:右1.5

    左1.6


 こんなもんだった。女性の年齢と体重は聞くべからず。これ、鉄則な。

 なにに驚いたかと言うと、身長が思ったよりもあった事だ。確か愛理は144㎝ほどだったはず。

 という事は、僕は愛理に勝ったのか!

 兄の尊厳を取り戻した瞬間だった。今は姉だが。

 妹への報告が楽しみだ。

 直ぐにでも家に帰りたい欲求を抑えながら、僕はこの後の授業を受けるべく着替えにいそしむのだった。


 え?胸囲はいくつかって?聞くなよ変態。


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