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影と光  作者: Aki
11/26

父の脱獄

僕らが付き合って2ヵ月たった日。


12月24日。


クリスマス・イブだった。


僕らは2人で幸せに過ごすつもりだった。


だが…


彼女の元にかかってきた一本の電話。


警察からだった。


「本日の10時頃に、幹谷氏が脱獄しました。十分お気をつけ下さい。」


その時、彼女と一緒にいた。


「愛…電話なんだって?」


彼女は震えながら答えた。


「父さんが…脱獄したって……」


彼女はその場で膝から崩れた。


僕はカレンダーを見た。


僕らは、彼女の父親が出所する時に2週間ほど身を隠そうと計画していた。


だが、彼女の父親は出所の1週間前に脱獄した。


「父さんが殺し…にくる……。」

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