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私の好きな成樹君  作者: 宇目 観月(うめ みづき)
9/12

カップル


その後救急車が来て、私は付き添いで同乗

したの。


成樹君は脚が痛いみたいで、


「ウーッ、痛ってー!」


って、時々呻いてた。


それでも救急車の中で、成樹君はずっと

私の手を握ってくれてた。



病院に着くと、成樹君は治療室に運ばれて

行ったの。


後から彼の両親が駆けつけて来て、

私は物凄く感謝された。



◇◇



成樹君は右脛の骨折で全治三カ月。


奇跡的に頭部へのダメージが少なくて、

脳に異常は発見されなかった。


体の他の部分は、腕や脚に擦り傷程度だっ

たから、私はホッとしたの。



◇◇



彼が入院中、何度もお見舞いに行った。


成樹君は一カ月の入院後、松葉杖をつきな

がら学校に出て来た。


その頃には私たち二人とも、学校中公認の

カップルになってた。


私はエコーにならなくて済んだ。

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