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5. ヴォクラールの謎

ヴォクラールに着いて地図を見ながら私は言う。

「記述によればこう書いてあるな。」

「1424年、ジャンヌダルクは12歳の時、神の声を聴き、このとき一人で屋外を歩いていたジャンヌは、大天使ミカエル、アレクサンドリアのカタリナ、アンティオキアのマルガリタの姿を幻視し、イングランド軍を駆逐して王太子シャルルをランスへと連れていきフランス王位に就かしめよという「声」を聴いたという。聖人たちの姿はこの上なく美しく、3名が消えたあとにジャンヌは泣き崩れたと語っている。」

「1428年、ジャンヌは16歳のときに親類のデュラン・ラソワに頼み込んでヴォークルールへと赴き、当地の守備隊隊長でありバル公の後継者ルネ・ダンジューの顧問官でもあったロベール・ド・ボードリクール伯にシノンの仮王宮を訪れる許可を願い出た。ボードリクールはジャンヌを嘲笑をもって追い返したが、ジャンヌの決心が揺らぐことはなかった。」

「1429年1月に再びヴォークルールを訪れたジャンヌは、ジャン・ド・メスとベルトラン・ド・プーランジという2人の貴族の知己を得た。この2人の助けでボードリクールに再会したジャンヌは、オルレアン近郊でのニシンの戦いでフランス軍が敗北するという驚くべき結果を予言した。」

「1424年-1429年1月のドンレミ-ヴォークルール間の登場人物は以下の5名だな。」

1.親類のデュラン・ラソワ

2.バル公の後継者ルネ・ダンジューの顧問官

3.ロベール・ド・ボードリクール伯

4.ジャン・ド・メス

5.ベルトラン・ド・プーランジ

私は地図に、そう書いた。


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