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行き着いた結論


色々な事に気づかされ、行き着いた先とは


いよいよ第一章としてのこのお話終盤です

というか一応の最終回です




「たわむ・・・」

「ん・・・なに・・?」


ちなみに僕は忘れていた

この間、10分ほど。

そう・・・・カワさんに抱きついたままだったという事を。



「そろそろ・・・いいかな・・・?」

ちょっと苦笑気味に言われた。

あぁ、ここに穴があったら入りたい

ものすごく入りたい


というかもうこれ帰っていいかな・・?

ガバッと離れる


「ご、ごめん・・・」

「ん、いいよ。大丈夫。」


『わしゃわしゃ』

そんな音がするような感じで頭をなでてくる

「やめてよ、子供じゃないんだし」

「はいはい」


くすくすと笑われる

まったく・・・僕が何をしたというんだ

どうしてこんな目に・・・。


「さてと、たわむのケーキでも食べるか」

なんだって!?

そんなの冗談じゃない!

「や、やめてよ!」

慌ててカワさんの持つ包みを奪い取ろうとする


「もうそんなことさせないよ?」

二ヤリと笑うと必死につかもうとした僕の手をひょいと避ける


「カワさんにはさっきの綺麗なケーキがあるでしょ!彼女さんからでしょっ!そっちを食べればいいじゃないかっ」


さっきの女性が持ってきたケーキはテーブルにある

僕のぐちゃぐちゃなものよりいいだろう

元の形も悪いけれどさっきカワさんにぶつかった拍子に落としてしまい、もっとひどい事になってしまった


こんなものとても食べさせられない



「よいしょっと」


そんな僕なんか目に入ってないのかのように箱からケーキを取り出す


「ちょっとおおお!?」

「へ?なに??」


本当に驚いた様子で話してくるからムカつく

なんて反撃してやろうかとすごく悩んだが、とっさになんか思いつかない

「たーわむっ!何でそんなに嫌がるんだよ?」

小さく微笑んで聞いてくる

なんでってそりゃぁ・・・。

「だって、綺麗でも美味しくもないし、僕なんかのじゃ・・・」

言葉が上手く出てこない

どうしたらいいのか



「うん、美味しいなこれ。」


信じられない

なんでだ?

この人には人の話を聞くという概念からないのだろうか!

質問しといて・・・

この・・・

この


「この・・・ばかあああっあむぐくぅっ!?」


後半の変な叫びは決してPCの入力ミスのようなものではない

本当にこんな声が出てしまった

なぜ?


なぜってそれは・・・・



このバカが人の叫んでる口にチョコレートケーキを突っ込んできたためである



「むぐぐっうぐっ!」



「落ち着けたわむ。」

ああ、この言葉は本日何度目であろうか

そして

この声で落ち着いてしまうのはなぜだろうか


そしてこの笑顔。

ふんわりと優しく、なだめるようにだ。

人をそこらの子供と勘違いしてるのではないかとたまに思ってしまう

でも嫌いではない


「俺はたわむの作ったケーキがいい」


ずるい。

こういう表情でこういう事言うのは本当にずるい、反則だ


「たわむは俺の為に作ってくれたんでしょう?」

「う、うん」


それはもちろんだ

この人の為に好きでもなく得意でもないケーキを作ったのだ


「だったらなおさらだよ。たわむが何を勘違いしたのかは知らないけど、さっきの人はお隣さんだよ。お隣の娘さん。それにあのケーキはただのおすそ分けな、彼女の大切な人に渡すんだと」


・・・・うん。自分はなんて勘違いをしたのだろう

今はすごくはずかしい

大体にしてなんで部屋を飛び出す必要があったんだ・・・

ああもうっ!わけがわからないっ


そんなことで頭がぐしゃぐしゃしているが、お構いなしに目の前の人物は恥ずかしい事を言ってくる


「だからこそ・・・俺の為に作ってくれたものが食べたい。たわむの一生懸命作ってくれたケーキの方がいいよ」


それもあの笑顔つきだ

本当に勘弁してほしい



もうこれは僕が負けなのか


「カワさん・・・」

「ん?」






「大好きっ!」




おもいっきり抱きついてやる


このくらいしか勝てない。ほら、慌ててる




「うわっ・・・!」


やっぱり今日の僕は頭がおかしい


どうしてだ

たぶん目の前の人物のせいなのだ


「・・・ったく・・最高のプレゼントをありがとう、たわむ」


まったく・・・どうしてくれるのだ

健全な男子高校生たわむの人生は終わったな


目の前の・・・大好きな大切な人のおかげで。


僕の事を思い切り抱きしめてくれるこの人のせいで





好きなった僕の負けなのか。好きにさせた君の勝ちなのか。
















読んでくださりありがとうございます。

やっと二人が結ばれました笑


これでたぶん第一章的なものが終わりですw


余裕があり、本人たちの心が持ちそうであればこの後も書いていきたいと思うので、そうなった場合はよろしくおねがします


それでは、とりあえず

読んでくださった方々、この小説のモデルに(嫌々ながらも)なってくださったお二方、本当にありがとうございました


小さな包みのお話は・・・まあ後ほど。


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