プロローグ:犬神家の終焉
【閲覧注意】
本作には、近親相姦、凄惨な暴力描写、および精神を著しく害する表現が含まれています。
これは単なる復讐劇ではなく、救いのない「血の清算」を描いた物語です。
心身ともに健康な方のみ、自己責任での閲覧をお願いいたします。
読後の不快感や吐き気については、一切の責任を負いかねます。
#犬神家の腐った系譜 #イヤミス #サイコホラー #閲覧注意 #救いのない結末
「母さん、この匂いがわかりますか?」
静寂に包まれた京都の町家。犬神家の奥座敷で、私は横たわる母に語りかけました。そこには、かつての平穏な面影はありません。
読者の方々は華やかな物語を好むかもしれませんが、これはある家族の崩壊の記録です。
目の前には、椅子に座らされた父、賢治がいます。私は、彼が自ら招いた結末をその目で見届けるように仕向けました。一族の闇を象徴する数々の遺物が、静かに積み重なっています。
夏の京都の湿気の中で、すべてが重苦しく沈んでいます。私は、自分の中に流れる犬神家の血の宿命を感じ、言いようのない感情に襲われました。その味は、どこか懐かしく、そして悲しいものでした。
私、犬神江戸は、この場所を整理することに決めました。母が愛した香水の香りで、すべてを包み込みたいと思ったのです。外見だけではなく、心の奥底まで届くような香りで。
「さようなら」
私は静寂に向かって告げました。
一族の物語はここで一度途絶えます。しかし、部屋の隅では叔父の龍が、この光景を冷酷に記録し続けていました。犬神家の真実を世界に晒すために。
プロローグをお読みいただきありがとうございます。
この物語は、美しき古都・京都の影に潜む「犬神家」という地獄の記録です。
江戸が手にしたのは、救済か、それともさらなる狂気か。
次章より、この家の「日常」がいかに腐り果てていたのかを紐解いていきます。
覚悟のある方は、第一話へとお進みください。




