第2話
第一試合はネクストオールスター戦で好評だったマスコットキャラクター同士の再戦です。
これは商店街と地域の皆さんがど〜しても見たいという熱い要望から、スタッフさんの交渉とシーガルズの協力のもと実現することができました。ただし、12人タッグはさすがに無理なので6人タッグマッチに変更になりました。中の人の多くがタイトルマッチに関わるので仕方ないことです。
ちなみに本日の大会はセミファイナルとメインイベントにプリンセス級のタイトルマッチがあるため、場外の鉄柵がない仕様です。
まず青コーナーにNKサーベラスのカバス(長谷川さん)オルカズのラビー(萩原さんから西田さんに変更)パンサーズのレオ(渡辺さんから山田さんに変更)が入場。続いて赤コーナーにルビーアイズのキヨラ(松本さんから百合奈ちゃんに変更)グリーンフォレストのホワイティ(中野さんからジャスミンさんに変更)シーガルズのジョナ(私)が入場します。さすが地元の球団のマスコットだけあって声援が一番大きかったですね。
ところで、久々の試合だったからか、いつもと違うコスチュームにマスク姿になったからか、ジャスミンさんが異様に張り切っているみたいです。まるで子供が変身セットで着飾った時のようにはしゃいでいます。もうちょっと落ち着きましょうよー。
試合開始からハイスピードで攻め込む赤コーナーに対し攻撃を受けながら防御に徹し一発ずつ返していく青コーナー。攻め疲れで動きが落ち着いてきたところからグラウンドに誘い込まれ、時には体格差とパワーで押し込まれ形勢逆転。分断されそうになったり合体攻撃でダメージを受けながらもギリギリのところでフォールはカットするので精一杯な状態に。狙われているのはキヨラ(百合奈ちゃん)。それでもジョナ(私)とホワイティ(ジャスミンさん)でフォローしあって3カウントは許しません。赤コーナーはプリンセス級、青コーナーはクイーン級の選手ばかりですが、普段から階級にあまり関係なく試合が組まれますからそこまで不利なこととは思わないんですけど、さすがにハンディがありすぎですよ。今更言っても仕方ないですけど。
体格差がありながらも試合終盤まで攻守が入れ替わるシーソーゲームが続いていましたが、ラビーの動きが鈍くなってきたところで一気に勝負をかけます。ピンチを切り抜けたキヨラがジョナとタッチするとホワイティも一緒に青コーナーへダッシュ、カバスとレオを場外へ落とすとキヨラのドロップキック、ホワイティのダブルニーアタック、ジョナのバックエルボーアタックを串刺し式で3連発で決めてフォール、これはカットされるも再び場外へ落とし、ホワイティが2人を捕まえているところにキヨラのラ・ケブラーダ!リングに残されたラビーにホワイティがボディスラム、最後はジョナのフロッグスプラッシュで試合を決めました。ネクストオールスター戦の時のような横綱プレスは再現できなかったけど、お客さんの盛り上がりを見ると喜んでもらえたかなと思います。
第二試合は大森さんとユニ・コーンさん組対ケット・シーさんとクー・シーさん組です。今回はフェアリーテイルさんのご協力いただけたそうです。白鳥さんはいないの?あ、明日ですか。
第一試合と打って変わってグラウンドテクニックと打撃、ルチャというファイトスタイルの違う選手同士がぶつかり合うことで見応えのある試合になっています。個人の力では赤コーナーの大森さんとユニ・コーンさんが有利そうですがチームワークは青コーナーの方が一枚も二枚も上のようで、一対一でかなわないと感じるとすぐにパートナーがフォローに入り不利な状況から絶妙に有利な状態に持っていくし、カットプレーも素早くピンチらしいこともなく試合を進めていきます。しかもサンドイッチドロップキック、ブレーンバスターなどのツープラトン攻撃やロープワークからカニバサミ→顔面へドロップキック→背中へフットスタンプなどの連携技もタイミングばっちりで確実にダメージを与えていきます。それに対し赤コーナーはチームプレーらしきものがありません。個人で対処しているところに誤爆を誘われて分断されると青コーナーに流れがぐっと掴まれてしまいます。ユニ・コーンさんを場外に落とすとダブルのブレーンバスター!動きを止めると大森さんに攻撃を集中します。
確か、前に見たときはプリンセスタッグの決勝トーナメントで宇野さん、堀田さんのラ・トルニージョと対戦したときはケット・シーさんが自分勝手に暴走しクー・シーさんがそのフォローだったり尻拭いをして何とかタッグマッチとして成立させていたような印象でしたが、今日はケット・シーさんの暴走もなくタッグチームとして非常にまとまっていると感じました。ツープラトン攻撃も連携技も息があっていて大森さんを追い詰め、クー・シーさんが場外を警戒している中、ケット・シーさんのシューティングスター・プレスで試合を決めました!あの時とは見違えるような試合内容に宇野さんたちと試合をしたらすごく面白そうです。今日、宇野さんたちがベルトを獲ったらリベンジマッチを要求してくるかもしれません。
そして第三試合と第四試合は明日のクイーンタッグ選手権の前哨戦といっても良い対戦カードが組まれました。
第三試合、豊田さん・立野さん組対渡辺さん・工藤さん組です。
もうね、立野さんと工藤さんが感情むき出しで、ペース配分とかスタミナとか関係なくタッグパートナーをそっちのけでやりあっています。とにかく相手しか見ていない感じです。昨日まではそんなそぶりをしていなかったのに試合になったらこれですもん。チャンピオンとしてのプライドとかチャレンジャーの意気込みとか同期には負けたくないとか、様々な思いが入り混じってのことでしょうか。お互いのパートナーが間に入って落ち着かせることもあって相当ヒートアップしていますね。
コーナーに戻っても工藤さんの方から場外で乱闘を始めたり、渡辺さんと対戦している立野さんがコーナーに控えている工藤さんにいきなりフロントハイキックで場外に落としたりと試合の権利とか関係なしに2人の世界に入っているようです。
試合が終わっても今にも取っ組み合いが始まりそうな雰囲気にお祭り気分が吹っ飛んでしまいそうです。こんな風に荒々しい立野さんも工藤さんも初めて見た気がします。
続いて第四試合、こちらも萩原さんとクリスさんがさっきまでの立野さんと工藤さんみたいになっちゃうのかなって思いましたけど、そこまで激しいやり取りはしていません。大人の対応っていうんですかね、前哨戦だからって感情のままにぶつかり合うよりも自分の体調とか相手の出方とか、普段通りの動きができるとかを確認しているのでしょうか?そんな印象を受けました。
試合後、クリスさんが萩原さんに対し、ちょっとした挑発とベルトを取るぞというアピールをしていたのを見ると、やっぱり意識していたようで闘志を表には出さずに静かに燃やしているんだなーと思いました。
「機動戦士ガンダム」の原作者、総監督として知られる富野由悠季さんが旭日中綬章を受章されました
「これからもついていきます」っていうと「いい大人がガンダムガンダムって...」って言われそうですけど
次話は5月15日を予定しています




