《ヒーロー参上!!(でも1割くらいはお金目当てです。すいません...)》EP.4
「兄貴ぃ 本当にこっちに来るんですかい?」
「あぁ間違いない あと少しで見えるはずだ ヘマするんじゃねぇぞ!」
「「おっす!」」
深い森の中盗賊3人がコソコソと話している。そしてそれをローブ姿で観察している1人の少年がいた
『ステップ1 西の森で待ち伏せする盗賊3人を見つけろ』
少年は手に持っている本を開き3人のプロフィールを確認する。
(リーダーがグリフあとの2人はジンとニックか,..次はー)
『ステップ2 馬車を待て』
5分程待つと...
「兄貴ぃ来ましたぜ!!」
「よっしゃぁ行くぞぉー」
(来たな!)
『ステップ3 馬車から人が出たタイミングで間に割って入って〜〜と言え』
(正直言いたくない...)
物凄く厨二臭いセリフに若干戸惑うが...
(行くしかないかぁ)
馬車から執事みたいな人が出てきたと同時に少年が盗賊の前に飛び出した
「だ、誰だお前は?!」
「口の聞き方に気をつけた方がいいぞ末端どもが!だが貴様ら如き雑魚が我の姿を知らんのは当然か....仕方ない名乗ってやろう我はガンドラ四天王が1人【隠密皇ベルモンド】である 貴様らへの命令は破棄された!ガンドラ様の命によりアイルス帝国王女アイナ・アイルスの命、このベルモンドがここで刈り取らせて貰う!末端の雑魚どもは今すぐここから立ち去れ、邪魔をするようなら貴様らの命ごと刈り取らせて貰う....」
「お、お前が四天王だってんなら合言葉を言ってみろ」
リーダーのグリフは虚勢を張ってはいるが今にも腰が抜けそうなほど怯えている
「ふっ いいだろう.... 」
「り、龍..」
「龍の吐く息は全てを灰にし」
「四天王...」
「我らの前に残る命は無く」
「神..」
「ガンドラ様の前では全ての者が存在する権利を失う...」
「す...すいませんでしたぁぁー」
グリフは手下を連れて一目散に逃げていった
(書いてある通りに言ったはいいが意味わからんし恥ずかし過ぎる...誰だよこの合言葉考えたやつ)
ふと視線を感じ後ろを振り返ると..腰を抜かした、いかにもセバスチャンみたいなおじいちゃんと涙目になりながらこちらを見ている2つ下くらいかな?15歳くらいの女の子がいた
「あのー」
「ひぃっ!」
おじいちゃんに手を差し出そうとすると全力で怯えられた...少し悲しい気持ちになった
「えーと さっきのは全部嘘なんで安心して頂いて大丈夫ですよ?」
「「え?」」
助けるに至った経緯を少しづつ誤魔化しながら説明した
「で、でも合言葉とかガンドラ様とか..」
口を開いたのはアイナ王女だった
これも想定内 って言うか攻略本に書いてあった
『ステップ4 誤解を解け 』
僕は攻略本に書いてあった通りに言い訳を並べた
曰く、あいつらは国家反逆組織の末端で
曰く、四天王はその組織の幹部が持っている称号で
曰く、僕は重要な情報を知れる情報網を持っている
曰く、王女を助けることはメリットになると考え、助けさせてもらった
こういう設定らしい嘘は言っていない
「なるほど....セバスどうだった?」
(マジでセバスさんじゃんってかなんでセバスさん僕の事ガン見してんの?)
「申し訳ありませんが『私はガンドラ四天王ではありません』と言って貰っても構いませんか?」
(あー嘘探知系か)
「いいですよ 私はガンドラ四天王ではありません 」
「全て嘘ではないようですね....助けていただいたのに疑って申し訳ありませんでした」
嘘か確認したセバスさんは深々とお辞儀をし続いてセバさんの隣に立っていたアイナ王女が口を開いた
「この度は本当にありがとうございました。私はアイルス帝国第一王女アイナ・アイルスと申します。あなたは...」
「神田洋です」
「神田洋様、何か御礼をさせて頂きたいのですが王城まで来ていただいても構わないでしょうか?」
(本当に書いてた通りだよなー)
そう思いながら2つ返事で王城に行くことを選択するのだった
『ステップ5 王城に行き謝礼を受け取る』
読んで下さりありがとうございます。
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これからもよろしくお願いします




