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日本戦闘   作者: 真波 亮太
第2章:川西の教育ー第2節 仕組みが変わってから
52/58

第46話:学校のあり方

 国会議事堂の一角で


「で、どうだ、フロンの方は」

「まだ殺せていないとのこと」

「まぁ、実に言うと私も殺してほしくは無いが、これは仕方が無い。一歩踏み間違えれば国家の危機に陥るのだからな。川西長官」

「まぁ、今の日本の技術では確かにフロンだけを取り出すことはできませんからね。司波首相」

「もうすぐ、衆議院選挙だな」

「そうですね」

「とりあえず。今回もうちが圧勝できそうだ」

「何故ですか」

「今日の新聞にも出ていただろう。世論調査で共産党が8割を占めている」

「はい、そうですね」

「とりあえず、一週間後から、軍警察、公安12課を設立する」

「公安12課、軍警察?」

「軍警察は凶悪事件から猫探しまでやる」

「猫探しまで!!!」

「そうだ。ただ、なれる対象は軍警察の学校を出たものに限る。でもちろんその生徒も入れる。軍警察に」

「なぜそれを設立するんですか」

「今の警察では対応しきれなくなっている。なぜなら外国人がテロを多発させてるからだ」

「それはいいですけど」

「でアメリカの一部の州で開始されているあの【犯罪指数を測ってそいつを逮捕するか射殺するかを決まる機械】をアメリカからシステムを盗んでこさせた」

「それはまずいんじゃないですか」

「まあ、公安12課はそのシステムが書き換えられていないかの監視、国家機密がもれていないかの監視、でそいつらの始末」

「ってことは軍警察が現行犯、公安12課が指数が高い奴の始末ですか」

「そういうことだ」

「指数で決めたらいけないんじゃないですか」

「そうだな。あっちではちょっと批判が出てるし今回は止めておこうか。その機械は国民からその意見がでたときに整備しよう」

「で、どの学校にするんですか」

「もちろん、あのフロンの学校だよ。でもまさかあいつがフロンになるとは」

「首相、知ってるんですか」

「ああ、私は首相をやる前、学校の教師をやっていたんだ。であいつは()()()()()()()だ」

「そうなんですか」

「こんな話も切替えて、その学校は神奈川県と東京都の境の海の上に建てること。もう用地がないだろう」

「はい、そうです」

「で、急ピッチでしたらどれくらいでできる」

「全員建設員を集めて、1ヶ月半ぐらい」

「早いな」

「なぜならちょうどいい奴が1万ぐらいいるんです。そして建設員を集めると10万ぐらいの人数ができますから。しかもちょうど日本銀行をつぶして国が金を発行してますから借金なしです」

「そうか、その日本銀行を廃止した世論は」

「そんなに反対人数はいませんでしたから完璧に選挙では勝てます」

「ありがとう。なら今から急ピッチで工事を進めてくれ。この軍警察は1週間後から始める」

「では議会に提出しておきます」

「ありがとう、ではこれで」


 そうして川西長官は議会に提案を出しに行った。

次回:1月13日更新

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