SってなによSって
Youtube見ながら書いたからめっちゃ時間かかった…
「じゃあ、行ってくるよ」
「いってらっしゃ~い」
「…」
「ど、どうしたアイリス」
「別っつにー?」
絶対昨日のことだこれ。無言の圧がすごいので黙ってその場をあとにする。
今日は魔法科学校の入学式だ。セシリア姉さん曰く、貴族のお坊ちゃんたちは関
わるとイライラするのでスルー安定だそうだ。ちなみにセシリア姉さんは騎士学
校出身の現役冒険者。話を聞く限り、第一印象が大事だそう。この辺は前世と大
差ないな。
「あそこにクラス分けが書いてあるのか」
クラスはA~Eの5クラスに成績順に振り分けられる。出来ればあまり目立ちたくないのだが…
「は?SってなによSって」
僕の名前はどこにもなかったが、Sクラスというところにあった。なにそれ、
A~Eとはなんだったのか。見てみると、Sクラスは少数精鋭で、試験でも爪痕を残
した人や王族などが入っている。
「目立ちたくなかったんだけどなぁ」
「おい貴様!」
「はい?」
「なぜ俺ではなく貴様がSクラスなんだ!俺はアール−リッツ。リッツ家の次期当主だぞ!」
「ここは実力主義なんですよね?家名は関係ないと思うんですが…」
「き、貴様ぁ!」
めんどくさいな。家名を振りかざすのは明確な校則違反だろ?
「そこまでよ!家名を振りかざすのはやめなさい!というか、振りかざされたら困るのはあなたの方では?」
「お、王女様、なにを…」
「その人、アールグランデ家の人間よ」
「…今日のところは引いといてやるよ」
そう吐き捨て、去っていった。
王女様と呼ばれた人は、きれいな茶色の髪をした美少女だった。
「ありがとうございます。」
「敬語はいらない、同学年だし。私は第2王女のシオン、これからよろしく」
「分かった。よろしく」
王女と同じクラスか。ほかのメンバーも濃ゆそうだなぁ
お疲れさまです。よければ★ぽちぽちしってて下さい。
なんかめっちゃ伸びてるありがとござます