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先回りされたらさぁ…

あと4件でっせ(ブクマ)

「ねえ、聞かれる前に惚れた理由言っておくわね」

「お、おう…」


まあもう4回目だしな…ただ、できれば僕から聞き出したいなぁ。


「えっと、私は生まれた頃から第二王女として扱われてきたの。そのおかげか私に良い顔をしようとする人たちばかり寄ってきてね…嫉妬に狂った輩に何度殺されかけたか。そんな幼少期を送ってたからか、親しい友人というものはほとんど居なかった。」

「まあ、王族だしな」

「けど、何かにかこつけて人と関わりたかった。だから初日に困ってそうなカイトに声をかけたわけ」

「あの時はSクラスに唖然としてたからなぁ」

「けれど、これまでの経験からまた微妙な距離感を置かれると思ってたわ。だからダメ元で呼び捨てにしてくれって頼んだら…カイト本当に実行しちゃうんだもの」

「いや、本人に頼まれたし…」

「周りも驚いてたわよ?王族を呼び捨てにした不届きものだとか、『戦乙女』の弟らしいだとか」


あの姉にしてこの弟あり、まあ中身は世間知らずの元社畜だけどね。


「その人よって態度を変えない姿勢に惹かれたよ…って、その様子だともしかして無自覚?」

「はい、おっしゃる通りで…」

「はぁ、天然のたらしか」


僕いつの間に性格イケメンになったんだろう?


**********


「シオン、それ…」


まあ、お察しの通りかもしれないが王女がテクニシャンってコンプラ的にセーフ?アウト?


「フフフ、私だって成長してるのよ。いつまでもカイトに主導権を握られたままじゃいやなのよ」

「う、ぁ…」

「感じてるカイト、可愛いわね」


やめてくれ、ドSな王女様は笑えない。


「ねぇ、どう?」

「どうって…」

「私、魅力的に写ってる?カイトに相応しい女に、なれてる?」

「ごめん、今はまだ判断…」

「そうよね…まあいいわ、明日結果が出ることだし」


そうだった、未だに決めれて無いんだよなぁ…


「好き、他の誰よりも、私を好きして見せる…私を、正妻にしなさいよね!」

最後は強気なシオンちゃんでした(自分がちゃん付けしてると思うと寒気が止まらない)

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