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無自覚デート回

毎回、この前書きでネタバレしそうになって怖い…

翌日…


「あの、ご主人様。ちょっと問い合わせというか…」

「ん?なに?」

「シオン王女と、その、そういう関係に…」

「もしかしなくても、見てた?」

「はい、申し訳ございません…」

「いや、今更言及してもしょうがないよ」


しかし見られてたか。いけないことをしている訳ではないんだが、なんかこう…


「その、私もいずれあんな風に…」

「いやいや!無理強いはしないから!」

「そうですか」


いやマジで、勝手に買っといて尚且つ犯すとか、横暴にも程がある。


「わ、私はいつでも大丈夫ですから!」

「お、おう…」


なんか変な本でも読んだ?ちなみにこの世界にそういう本はない…


**********


「シオン、明日にでもどこか出掛けない?」

「え?いいけど、どうしたの急に」

「いや?最近忙しくて出掛けれてなかったし、たまにはこういうのも良いかなって」

「分かった、明日は開けておくわね」


実は、この誘いには裏があるんだけど、特に気付かれることはなかった。


**********


「それで?どこに行くの?」

「ああ、服屋に行こうと思ってね」

「服屋?そりゃまた珍しい」

「まあ、だからなんだけどね。僕、まともな服持ってなかったから」

「成程、自分のセンスには自信が無いから、私に選ばせようってことね?」

「よ、よくご存知で…」

「そりゃそうよ。あなたみたいな鈍感が、気を利かせて私を誘うなんてありえないもの」

「…もう隠し事は出来そうにないな」

「しなければ良いのよ、そんなもの…」


あっさりバレてしまった訳だが、そんな事は頭の隅に追いやり服屋に向かう。


…ちなみに前世でいうユ○クロみたいな場所ではなく、ちょっとお高めの場所だったりする。


僕もちょっとは見栄を張りたいのだ。


「そういえば、なんで私なの?てっきりアイリスあたりに頼むと思ったんだけど」

「シオンって、普段良さげな服着てるだろう?だからそういう事に知識があるんじゃないかなと」

「え?私自分で選んだことないけど…」


「「……」」


2人の間に、重い空気が流れる。


「えっと、呼び出しておいて申し訳ないんですけど、今から帰ってもらうというのは…」

「ダメに決まってるじゃない。こうなったらデートを満喫してやるわ」


デスヨネー。というか…


「え?デート?」

「男女が2人で出掛ければそれはもうデートなのよ?そんなことも知らないの?」


さも当然という視線で、シオンは締め括る。


いや確かに、前世でそういう話は聞いたことあるけど…どうやら全世界共通らしい。


**********


「うーん、カイトはどことなく暗いというか、爽やかさが足りないというか」


なるほど、前世より受け継ぎし隠キャスキルですね分かります。性格はだいぶマシになったと思うんだけど、


やっぱり身に纏うオーラまでは買えられないと言うのか!…


「というか、もう少し明るめの服着たら?黒ばかりじゃない」

「しょうがないだろ?これが落ち着くんだし」


黒しか着て来なかったからね。


「ワンポイントで白とか入れると、統一感を残しつつ一辺倒な感じを誤魔化せる。って何かで読んだわ」

「受け売りですねわかります」

「うるさい!カイトはその受け売りすらできないでしょう!」

「仰る通りです…」


そんなこんなでワイワイガヤガヤやりつつ、結局『色を一つにしない』というあまりにもありきたりなコーディ


ネートになった。まあそのありきたりすら出来てないのが僕なんですけれども。

ちなみに作者も黒一色もガチガチインキャコーデです。というかインキャがインキャの格好して何が悪い!

決まった服装の描写がないのは、僕の服に関する知識がないからですはい。

あと、次回から追放ざまぁの方も含めて毎日12時(正午)投稿となります。昨日気まぐれで早い時間にあげたらすごい伸びたので。また明日の12時、追放ざまぁでお会いしましょう!

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