無自覚デート回
毎回、この前書きでネタバレしそうになって怖い…
翌日…
「あの、ご主人様。ちょっと問い合わせというか…」
「ん?なに?」
「シオン王女と、その、そういう関係に…」
「もしかしなくても、見てた?」
「はい、申し訳ございません…」
「いや、今更言及してもしょうがないよ」
しかし見られてたか。いけないことをしている訳ではないんだが、なんかこう…
「その、私もいずれあんな風に…」
「いやいや!無理強いはしないから!」
「そうですか」
いやマジで、勝手に買っといて尚且つ犯すとか、横暴にも程がある。
「わ、私はいつでも大丈夫ですから!」
「お、おう…」
なんか変な本でも読んだ?ちなみにこの世界にそういう本はない…
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「シオン、明日にでもどこか出掛けない?」
「え?いいけど、どうしたの急に」
「いや?最近忙しくて出掛けれてなかったし、たまにはこういうのも良いかなって」
「分かった、明日は開けておくわね」
実は、この誘いには裏があるんだけど、特に気付かれることはなかった。
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「それで?どこに行くの?」
「ああ、服屋に行こうと思ってね」
「服屋?そりゃまた珍しい」
「まあ、だからなんだけどね。僕、まともな服持ってなかったから」
「成程、自分のセンスには自信が無いから、私に選ばせようってことね?」
「よ、よくご存知で…」
「そりゃそうよ。あなたみたいな鈍感が、気を利かせて私を誘うなんてありえないもの」
「…もう隠し事は出来そうにないな」
「しなければ良いのよ、そんなもの…」
あっさりバレてしまった訳だが、そんな事は頭の隅に追いやり服屋に向かう。
…ちなみに前世でいうユ○クロみたいな場所ではなく、ちょっとお高めの場所だったりする。
僕もちょっとは見栄を張りたいのだ。
「そういえば、なんで私なの?てっきりアイリスあたりに頼むと思ったんだけど」
「シオンって、普段良さげな服着てるだろう?だからそういう事に知識があるんじゃないかなと」
「え?私自分で選んだことないけど…」
「「……」」
2人の間に、重い空気が流れる。
「えっと、呼び出しておいて申し訳ないんですけど、今から帰ってもらうというのは…」
「ダメに決まってるじゃない。こうなったらデートを満喫してやるわ」
デスヨネー。というか…
「え?デート?」
「男女が2人で出掛ければそれはもうデートなのよ?そんなことも知らないの?」
さも当然という視線で、シオンは締め括る。
いや確かに、前世でそういう話は聞いたことあるけど…どうやら全世界共通らしい。
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「うーん、カイトはどことなく暗いというか、爽やかさが足りないというか」
なるほど、前世より受け継ぎし隠キャスキルですね分かります。性格はだいぶマシになったと思うんだけど、
やっぱり身に纏うオーラまでは買えられないと言うのか!…
「というか、もう少し明るめの服着たら?黒ばかりじゃない」
「しょうがないだろ?これが落ち着くんだし」
黒しか着て来なかったからね。
「ワンポイントで白とか入れると、統一感を残しつつ一辺倒な感じを誤魔化せる。って何かで読んだわ」
「受け売りですねわかります」
「うるさい!カイトはその受け売りすらできないでしょう!」
「仰る通りです…」
そんなこんなでワイワイガヤガヤやりつつ、結局『色を一つにしない』というあまりにもありきたりなコーディ
ネートになった。まあそのありきたりすら出来てないのが僕なんですけれども。
ちなみに作者も黒一色もガチガチインキャコーデです。というかインキャがインキャの格好して何が悪い!
決まった服装の描写がないのは、僕の服に関する知識がないからですはい。
あと、次回から追放ざまぁの方も含めて毎日12時(正午)投稿となります。昨日気まぐれで早い時間にあげたらすごい伸びたので。また明日の12時、追放ざまぁでお会いしましょう!




