最初の…
とうとう100話です!長かった…
「あけましておめでとうございます、兄さん」
「おはよう」
そう、驚愕の事実だがこの世界でも新年のあいさつは「あけましておめでとうございます」なのだ!…まあいつものご都合主義が発動してるだけかもしれんが、こんな時ぐらい祖国の面影を感じたって怒られはしないだろう。
「新年ということで、それっぽい朝食を作ってみました」
ちなみにこの世界にも「おせち」は存在する。…本当にやりたい放題だな。
「うーん…」
「兄さん、さては二度寝しようとしてますね?」
「いや、その…二度寝って最高に有意義かつ気持ちいいんだよ?」
「ダメです!せっかくの朝食が冷めてしまいますし、何より兄さんが居ない食卓なんて嫌です!」
「わかったよ…」
有り難いことに妻が四人もいるので、前世のように寝正月を送ることはなさそうだ。あれはあれでいいんだけど…あ、ちなみに前世でいう「正月」は「新年」と言われている。随分ざっくりした言い回しだが、恐らく天界が急いで修正したんだろうな…こんな時に仕事(?)なんて大変だ。
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「あけましておめでとー」
「て、店長!?なんで私の家に…」
「一応、新年の挨拶にと思って」
「そうですか…」
僕の商会は年末年始休暇つきの超絶ホワイト企業(?)なので、当然ダイシーも自宅で自堕落な生活を送っているわけだ。ちなみに、従業員の家は一通り聞いているから、そこを辿ってこの家にたどり着いた。決して僕がストーキングからの特定とかいう不審者ムーブに走ったわけじゃないからね?
「あのですね…女の子の家にいきなり来るのは罪です!」
「ええ?」
「せめて一週間前に、来ると伝えてもらえれば…」
「別に、そんなに身構えなくてもいいよ?ただ挨拶回りに来ただけだし」
「そういう問題じゃないんです!女の子には、色々と準備があるんです!」
「は、はあ…」
正直なんのことやらさっぱりわからないが、ここで素直に答えるほど僕は愚かじゃない。自称世渡り上手(その実プライドをかなぐり捨ててるだけ)の名に掛けて、この場は絶対に丸く抑えて見せる!
「店長、今至極適当に相槌打ちましたね?」
「なぜバレた…」
「伊達にアシスタントやっていませんよ。店長の言動の裏はだいたい想像つきます」
「そうですか…」
所詮は自称止まりというわけだ…
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「あけましておめでとうございます」
「ああカイトさん、新年早々ありがとうございます」
無茶なお願いを何食わぬ顔で叶えてくれるで有名な服屋さん。普段からお世話になりすぎているので、こんな時ぐらいは挨拶しておかないと…
「それで、今日も依頼ですか?」
「まさか、新年からそんな酷いことは…というか、今日は普通に営業日なんですか?」
「勿論ですよ。みなさんが休んでいるときは、我々サービス業の稼ぎ時ですから!」
「…くれぐれも、お体だけは大事にしてくださいね」
「ちなみに、従業員は休みにしているのでブラックではないですよ?」
「ソウデスネ」
この人、働き者過ぎないか?前世の僕の対義語並みに活力に満ち溢れているというか…なんというか、人生の充実感を感じる()
「これだと、まるで僕が可愛そうみたいじゃないか…」
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その後も、知人に挨拶をして回った。この世界では年賀状の文化が存在しないので、こうして自分の足で向かう必要があるのだ。…天界に向かって念じたら、来年あたりに実装してくれないかな?
「兄さん、帰られたんですね」
「みんな揃ってどうしたの?」
何故か妻とフェイとサスティ、みんなで迎えてくれた。それはとっても嬉しいんだが…
「なにか裏があるんじゃ…」
「バレてしまってはもう隠す必要もないですね。兄さん、新年初エッチです♡」
「私は、ハジメテ…」
「ご主人様、お願いします…」
「カイト君、いっぱいシましょうね?」
「カイト、今日は寝かせないから」
「お姉さんに、甘えてもいいのよ?」
「なんて不謹慎な」
とか言いつつ、ちゃっかり楽しんだカイト君なのでした。
ということで、100話達成しました!
書き始めた当初は、まさかこんなに長続きするとは思っていませんでした。ここまで続けられたのは、単純に皆様のお陰です。本当に応援ありがとうございます!
この作品は一旦ここで区切らせてください。一応オチっぽいものを就けておきましたので…今後また更新する可能性はありますが、しばらくはお休みです。
また、現在別作品に力を入れてまして…作者名をタップしてマイページからぜひご覧ください!
最後になりましたが、これまで本当に応援ありがとうございました!それでは最後の…
ブクマ、評価等よろしくおねがいします!




