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第三部隊長と軍事作戦

最近ギャグ成分が不足気味

あと投稿時間ミスったから再投稿(見た人スマンな)

「正体不明の謎の部隊がこちらに向かってきている?」


そんな報告をクロスワード中に受けた。


「そうであります!敵国の服とは全然違う質素な服だったであります!」


「盗賊か何かか?」


「統率が高かったのでその可能性は低いであります!20人ぐらいであります!」


「分かった ちょっと待ってろ」


丁度17のヨコのカギがわからなかったからな。

“ド“から始まる『最初は害のあるものだが、使い様によっては非常に有益なものになるという意味の14文字の諺』ってなんだよ。

まあ気分転換にちょうどいいか。



◇



停戦中ということもあり向こうの軍部と連絡を取るのは結構簡単だった訳だが。


「『そんな命令なんか出していない、貴国の野盗がしたことを我が国のせいにしないでくれ』だそうだ」


まあそんなこと停戦中したって名言したら完全に国際問題だもんな。


「ではどうするでありますか隊長!」


「そうだな いつも通り対盗賊陣形で———」


いや待てよ?今は停戦中‥‥‥それにより殆どの奴が休暇で居ない———


「あれ?結構ヤバくね?」


「そうなんでありますよ!今ここで戦える戦力は本官と小隊長と工作兵と一応隊長ぐらいでありますから」

「一応とか言うな」


———ちょっと邪念が入ったな。真面目に考えよう。

まずアホ本官は最大戦力として、虚弱体質の小隊長は論外、俺もそこそこ戦えるが居なくなったら終わる。 工作兵たちも前線には一応出るが直接戦うなんてことはしない。

‥‥‥あいつらのことを考えるのはちょっとトラウマだな。 なんせ小隊長とあの携帯食料を———


「———なあアホ本官、いい作戦思いついたんだが」


「なんでありますか隊長?もの凄く悪そうな顔をしているでありますが?」


「ああ、作戦名は『工作兵の差し入れ』だ」



◇



「‥‥‥クソッ腹減った」


「もう食料が尽きそうだぞ‥‥‥」


「何だよ『野盗のフリをして敵軍に攻撃をしてこい』って」


向こうに殆ど人が居ないし、戦死は公表できないが可否関わらず褒賞をどかっと出すって話を聞いても3分の1もこの作戦に参加しなかったからな。

クソッ、こんな貧相な装備で挑むって知ってたら俺も参加しなかったぞ。


「まあまあええんとちゃいます?今回鹵獲したモノは個人所有許可されとりますさかい」


「まあ貴官がそう言うなら」


この人は向こうの国の第三部隊に潜入した凄腕の密偵官さんだからな、今回の作戦もこの人が持ち帰った情報から決まった訳だし。


そんなことを言っていると10人ぐらいが大きい荷車を引いてチンタラやってきた。

ヘッ、どうやら俺たちが人数を誤魔化して来てることに気付いてないな。


「おっ!出てきたんとちゃいます?皆さん頼むでー あとワイはあんまり戦力として期待せんといてやー」


そんなどこか気の抜けた号令に合わせるかの様に向こうから鉛玉が飛んできた。


「へっ!アイツらへたくそか?どこ狙ってんだよ!」


殆どの兵は休暇で居ないからな、大体が新兵なんだろう。


「今の所特に強そうな奴は———ゲッ!『突撃自爆兵』だ!」


隣で敵視察をしていた戦友がそう言う。

まじかよ、あのエースの『突撃自爆兵』かよ!?ヤツの自爆特攻でどれだけの被害が出たか。

それでいて何度も蘇ってくるのが異常なんだよな。


「ホンマかいな!?ワイあの人ちょっと苦手なんすわ‥‥‥」


「撤退を‥‥‥いや、特に爆発物のようなモノは持って無さそうだな まあ銃は持っているが」


ヤツで一番厄介なのは自爆であって単体の戦力では大したことは無いからな(それでもベテラン兵ぐらいの厄介さはあるが)。


「今がチャンスちゃいますか?ここ逃したら勝機もう無いかも知れまへんで 皆さん宜しゅう頼みますわ」


「こうなったらガッポリ戦果挙げてこんな軍辞めてやる!」


「オレもやるぞ!」


「「「ウォォォォ!!!!」」」


しかし俺たちの猛攻撃に敵軍はあっさりと弾や食料を置いて逃げ帰ってしまった。


「おいアイツら物資全部置いていったぞ!」

「食糧も弾薬もあるぞ!」

「オレたちあの『突撃自爆兵』に勝ったんだ!」


戦友たちは敵が置いていった食糧を貪り食った。


「皆さんよーやってくれましたわ 正直この作戦聞いたときワイ死んだわーって思もたのに」


「貴官もどうですか?」


「まあ皆さんの頑張りをしっかり褒めるのもワイの仕事ですわ ほないただきますー」


俺が渡した菓子を密偵官さんは頬張る。


「これ美味しいですなぁ でもどっかで———」


その瞬間、戦友たちがバタバタ倒れ始める。


「おい‥‥‥!これ麻痺毒‥‥‥」


「こっちも錆弾ばっかりだ!」


そして俺も身体が痺れて動けなくなる。


「そうや思い出したわ‥‥‥この包みあそこの工作兵の———」


そこで俺の意識が途切れた。



◇



「隊長!ただいま帰還したであります! 難しそうな顔してどうしたんでありますか?」


「ああ、もう少しで思い出せそうでな」


そうだ、ヨコのカギの諺『毒薬変じて薬となる』だわ。

その後、謎の野盗は二度と第三部隊基地にやってきませんでした


あと活動報告に大事なお知らせ

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