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新鬼伝説〜俺は、新たな鬼に名を刻む〜  作者: 九賀 りんたろう


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1/5

17歳の青春と師匠

ご覧いただきありがとうございます!

初めて自分で小説を書いたので、間違ってるところや、ん?となる場所があったらすみません。

『新鬼伝説 〜俺は、新たな鬼に名を刻む〜』本日より連載スタートです!

第1話は、主人公・玲緒れおのちょっと甘酸っぱい日常と、どこか憎めない師匠とのドタバタな掛け合いから始まります。

ここから彼の運命がどう動き出していくのか、少し長めではありますが、最後まで楽しんでいってください!

玲緒れおごめんね鬼に生んで、それは10年前母が、最後に残した言葉だった。


 

私立京都桜洲学園  

雨の日、15時では鈴木が言った。

「なぁなぁ玲緒今日の放課後男女4対4でカラオケ行くんだけど来ないか?」

 友人である鈴木の誘いに俺は、即答した

「あーーごめん今日用事ある!」

「ホントに断っていいのかなーー

 なんと、メンバーには玲緒がすきな(たまき)も含め女子4人が来まーーす」

「ま、ま、ま、まじか環ちゃんが!めっちゃ行きたい……けどやっぱり用事が……」

「おいおい待て待て、環に加え女子4人が来るんだぞ17歳の高校生が好きなやつがいるのに来ないのはどうかと思うぞ」

「えー……でも」

 二人で話していると、環が近くを通る

「なぁなぁ環、玲緒がさぁ今日のカラオケ来ないって言うんだよね。どう思う?」

「えーー玲緒くん来ないの?絶対カラオケ楽しいと思うよー来てよ?」 

「……うんわかった!!」

 俺は、速攻で答えてしまった。


 

 16時30分

ブォォーン

「いらっしゃいませ」

「すみません、8人なんですけど空いてますか?」

 鈴木が店員に言った。

「8名様なら中パーティールームが空いてますが、いかがてしょうか?」

「じゃあ、そこで」

「かしこまりました。何分ご利用なさいますか?」

「あーーどうする?」

 鈴木が振り返り訊いてきた。

「2時間ぐらいでいいんじゃね」

 俺はそう答えた

「みんなは?」

「賛成ー!」

「オッケ、じゃあ、120分でお願いします。」

「かしこまりました。では、8人で5200円になります」

「じゃあ、男子は700円女子は600円でいいよー」

「大学生の合コンかよ!」

 俺が突っ込みを入れると

「あはは、確かに!」

 環は笑ってくれた

 

「では、5200円ちょうどお預かりいたします。こちらレシートです。

 お部屋は突き当たりをまっすぐ進んでもらって右の、109室になります。ドリンクバーは部屋の右側にあります。どうぞごゆっくりお楽しみくださいませー」

 玲緒たちは言われた通り突き当たりをまっすぐ進み109室についた。

 

 ガチャ

 ドアを開けるとでっかい画面と、ダーツがおいてあった。

「わー凄!ダーツあるぞ」

「鈴木落ち着けって、まあ、とりあえずドリンクバー持って乾杯しようぜ」

 そう冷静に言ったが実のところはかなり興奮していた。

 乾杯の挨拶は鈴木がした。

「えー、皆さん集まっていただきありがとう、健全な17歳に乾杯!!」

「乾杯!!!」

 

その後、俺たちは話すのに夢中になりカラオケをした回数は4回ぐらいだったと思う。その楽しい時間はあっという間に終わった。

 プルルル

 カラオケの電話が鳴り鈴木がでた

 「お時間10分前ですが延長なさいますか!」

「あーー大丈夫です。」

「わかりました」

 ガチャ

「じゃあ、そろそろ出る準備しようか!」 

「オッケー」

 みんなでそう言った。


 

18時40分

 カラオケから出ると外はまだ雨が降っていた。

「あーー雨降ってるの忘れてた」

「どうするもう一回カラオケはいるか?」

 すると1人の女子が言った

「ごめーんそろそろ門限だから帰らないと……」

 それに続いて他の女子や男子も言った

「ごめん私、僕も」

「オッケーじゃあ解散とするか」

「あ、そうだ確か環の家ってこの辺だよね玲緒もこの辺だし送ってって上げたら?」

 鈴木ナイス!!!

「え、申し訳ないよ」

「いやいや女の子を夜遅く1人で、返すわけ行かないし家この辺だから大丈夫だよ」

「じゃあお願いしようかな」

 やったーーーーーーーーーーー2人っきりめっちゃ緊張する。そして鈴木ナイス、まじナイスあいつには明日お礼しなきゃな。


 

「じゃあねーー」

 俺は環と2人で傘をさしながら帰った。

 帰り道は、何を喋ったのかのかほとんど覚えていない。それほど緊張したけど2人だけの空間で笑い合い、とても幸せだった。

 環の家についた。

「今日はありがとう。じゃあ明日学校で」 

 背を向けようとした瞬間、制服の袖をキュッと引っ張られた。

 「ねぇ、今日親帰ってこないんだ、だからその……うち来ない?」


19時 

 その環の顔を真っ赤にした姿は俺の心中の眠っていた感情が激しく動き出した、。

「あ、うん行く」

 そう照れながら返事をした。

 その返事をした後

 頭が真っ白で気付いたら部屋の目の前にいた。

「ここが私の部屋、飲み物取ってくるから先部屋で待ってて」

「うん」

 部屋に入ると、淡いピンクとベージュで統一された室内には、ベッドを占領する大きなくま の plush doll (ぬいぐるみ)と、甘い バニラの香りが漂っていた。ドレッサ 一の鏡の周りには、色とりどりのアク セサリーが宝石箱から溢れるように飾られている。

 部屋をしばらくして扉が空く

 ガチャ

「ごめん、お茶しかなかった、あ、適当に座って」

「ありがとう」

 環はベットに、俺は床に座った。

 この間もずっと心臓がばくばくだった。

 緊張で何を話していいのかわからずこんな話をする

「親は帰ってこないの?」

「うん」

「どっちも海外で仕事してるから月に1回しか帰ってこないの」

「大変だね」

「玲緒は?」

「あー俺母子家庭だったんだけど10年前死んだんだ。」

「あ……ごめん……」

「気にしないでもう寂しいとは思わないよ」

「じゃあ一人暮らしなの?」

「うーん、ほとんどそうだけどたまに師匠が食住をしに来るぐらいかな」

「そうなんだ……私たち似てるね」

「うん、そうだね」

 

「ねぇ、来てよ」

 

ベッドに座っていた環の目は、いつも学校で見せるものとは違う、見たこともない「女」の目をしていた。

ドクン、と心臓が跳ね上がる。頭の中が真っ白になり、自分の理性が吹き飛んでいく音が聞こえた。吸い寄せられるようにベッドへ近づき、押し倒す。震える手で服に手をかける。そしてキスをす…





 


 ――その時、窓が勢いよく開いた。




  

 

バタン 

「おいおいおいワシとの約束破っておいて、女とお盛んか、いい気分だなー」

 そこにいたのは白髪の杖をもった師匠がいた。

 驚き急いで脱いだ服で体を隠した。

「なんであんたがここにいる?」

「かぁっ、なめんなよ何年生きてると思っておる」

「年、関係ないだろ」

「そんなことはどうでもいい、帰って稽古するぞ」

「嫌だね誰が帰るか!」

「ほう、ではその女を殺してでも無理矢理帰らすかのぉ」

「環は関係ねぇだろ」

「わかっておるわ、できればワシも環とやらは傷つけたくはない」

「お前が帰るぞ、はいって言えばすべて丸くすむんだぞ」

「わかったよ、はい……なんか言うわけねぇだろ」

「おらーーー」

 玲緒は師匠に殴りかかる。

「甘いわ」

 それを交わし玲緒の首に手刀が入り気絶した。

 白髪の男は玲緒を肩に担いだ。

「あ、あの……玲緒をどうするつもりですか?」

「あんしんせぇ少し反省させるだけじゃ」

「明日玲緒は学校来ますか?」

 環の顔は怒り、心配、恐怖のいろんな感情でいっぱいだった。

「あ、あ絶対行かせる」

「じゃあな」

 そう言うと白髪の男は玲緒を抱え窓から出ていった。


 

19時50分

「おい、起きたか?」

 頭痛とともにその声で目覚める

「くそじじい……!よくも邪魔してくれたな」

「あははは、おまえのあの気まずい顔といったらwwwもう、思い出しただけでもうwww」

「笑うなくそじじぃ!で、いつから見てたんだ?」

「高校出たぐらいの時だな」

「全部じゃねぇか、きもちわりぃな。」

 呆れる俺に、師匠は急に真面目なトーンで言い放った。

「おまえもわかっているだろ、お前は鬼で、この世界からの嫌われものなんだぞあまり目立つな!」

「……またその話か。俺はな、そんなしょうもない理由で青春を諦めるつもりは絶対ねぇよ」

 

この世界には、平安時代から続く「鬼専門討伐部隊」が影で活動しているらしい。

――すべて師匠から聞いた話だ。

俺自身、自分が鬼だと思ったことは一度もないし、討伐部隊なんて見たこともない。だから俺は、そんな運命なんて信じていない。 

「青春は捨てなくてもいいだが……、本当にあまり目立つなそれだけは守れ。」

「……ああ、わかったよ」

 

「それじゃ夜遅いし飯にしようか」

「誰が作んだよ」

「おいおい、ワシが作れると思うか?」

「じゃあ俺じゃねーか、はーめんど、ちょっと待ってろ」

「おっけー、あ、でもその後稽古な」

「おい!」


 

 20時10分

「できたぞ飯」

「おーー今日は……炒飯か!うまそーう」

「うまいに決まってんだろが、じゃあ食べるか」

「いただきます」「いただきます」

「師匠は炒飯を豪快に口へかき込んだ、瞬間、ピタリと動きを止めた。

 一秒後、みるみるうちにその顔が真っ赤に染まっていく。

 

「おい、おい……お前なんかしたのか」

「あーー言うの忘れてたタバスコ一瓶いれておいた」

「ばかばか! おいおい水、水くれ!」

悶絶しながら喉をかきむしる師匠を見て、俺はニヤリと笑った。

「やだ、ぜってぇやだ」

「ぜってぇこの後、稽古増やしてやる覚えてろよ。」

「まぁ、その舌が治ったらな笑笑笑」

「くそが!」

「早く水、水、水ーーーーーーー」

 

 そんなことが続き30分後

 ご飯食べ終わった。

 師匠は涙目になりながらも、根性で炒飯を完食した。

「よし稽古いくぞーーーー」

 意外とバカみたい元気だった。

 

 5分後

「よしちゃんと着替えたようだな」

「まぁ、そりゃな、てかなんでこんな雨で地面がぐちゃくちゃなのに外でやんだよ?」

「こうゆう地面でも戦えるようにしとくんだよ、文句を言うな」

 

 雨粒が肌を叩き、足元はぬかるんでいる。

勝負はシンプルな体術。この7年間、一度だって勝てたことはない。さっきのことを含めてぜってぇ今日こそは勝ってやるよ!

「では始めるぞ構えろ」

「ふぅーーー」

「よーいドン」

 その掛け声で2人は稽古を始めた。

最後までお読みいただきありがとうございました!

気になるところで邪魔が入ってしまった玲緒ですが、次回から物語が大きく動き出します。

果たして彼らの前にどんな運命が待ち受けているのか……!?

少しでも「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけたら、ぜひブックマーク登録や評価で応援していただけると、更新の大きな励みになります!

2話と3話は、できるだけ早く出します。

次回もどうぞお楽しみに!

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