story20 続・模擬タッグ戦
どうも、ジャッロです。
なんだか執筆がかなり速いペースでできた休日がありました・・・・・ので何話か一気に更新!
−−−−トール視点
まぁ、とりあえず・・・逃げてる最中だ
「待ちなさ〜い。私におとなしくやられろ〜」
こんな感じだ・・・ちなみに今全速力で走ってます
「いい加減にっ、逃げるのやめろ〜」
ホリィは右手を開いて前に突き出した
あれは確か《魔弾》!と理解した時には光りが見えて・・・
ゴウッ
また周りにあった木や草は灰と化した。俺はというと間一髪で躱してまた木に隠れた
−−−−ホリィ視点
二発目の《魔弾》を撃ったがまた外した。撃った後《魔弾》で前方が見えにくいので当たったかわからない・・・がこれは闘技場内なのでライフがゼロになり死んだらシステムアナウンスによりわかるのでとりあえずは生きていることはわかる
「隠れるな〜出てこい〜」
叫んで・・・ここでようやく落ち着いてきた。
あ〜そういえばこれってあの少年・・・トール君の実力量るための模擬戦だっけ・・・・・・まずい、またシェイド関連で暴走してた!でも〜トール君も悪いんだよ〜私が久しぶりにシェイドと会ったのに私以外の人の話ばっか・・・
ガサッ
物音が聞こえたので音がなった方にすぐに構えた
物音がした草むらからでてきたのはチャイルドウルフ模擬戦を始める前にトールが召喚していた子狼・・・
ホリィはすぐに子狼は囮で隙をつくるためということを理解して周りを見渡そうとしたら
−−−−トール視点
かかった!
シェイドさんからこの方法を教えてもらった・・・子狼で注意を引きその隙に奇襲するという作戦だ
俺は完全に子狼に注意がいっているホリィさんの背後からアーツをくりだした。
《両手大剣》のアーツ《レイ・エッジ》をつかった・・・・・・・俺の蒼剣は光に包まれて光の剣となり光属性の四連撃今俺が持っているアーツで1番強い技
完全に隙だらけだったホリィに四連撃を当てた手ごたえがあったが
「そんなせこい方法じゃ私は倒せないよ」
声の方向からホリィが背後に立っていることがわかった
目の前のホリィは霧散した・・・・アーツ《空蝉》一瞬だが自分の分身をつくれる・・・・・
不意をついたつもりがそれを利用された・・・負けだった
「というわけで私の勝ちね。じゃあ一緒に闘技場からリタイアしましょ・・・多分今シェイドとベクトがプチ本気で闘ってると思うよ」
シェイドさんやベクトさんの闘いを見たいと思ったので提案をのんだが・・・ホリィさん性格変わってね?
−−−−闘技場・観客席
モニターにシェイドさんとベクトさんが映っていた・・・・・・戦況は圧倒的にシェイドさんが優勢・・・シェイドさんのライフの残量は八割に対してベクトさんは残る二割
「やれやれシェイド〜」
ホリィさんにはシェイドさんしか見えてないし・・・
−−−−ベクト視点
ガキィィィン
また攻撃を弾かれた。
「はぁはぁ・・・《瞬動》使ってなくても俺はそれなりに速いはずだがなんでお前は見切ってんだよ」
一応、模擬戦だから俺は敏捷パラメータを上げる《瞬動》は使わないことにしていたが・・・・攻撃系アーツは限定してない・・・攻撃系アーツにも攻撃中だけ敏捷が上がるものがあるがことごとくあの扱いずらそうな大鎌一本で捌ききりやがる
しかも、シェイドは今のところ魔法系のアーツを一度も使っていない・・・
「どうしましたかー、もうギブアップですかー。そろそろ諦めてくれませんかねぇ」
「うっせー、俺のライフはまだあるっつうの」
あいつは余裕過ぎだろ・・・・・・一か八かで大技をだそう
まず、刺突系アーツ《スキュラー》で隙をつくる!
ベクトはシェイドに向かって敏捷パラメータ二倍になった突進と突きをした
「あまいですよ」
シェイドは突きをした二本の剣をすくうように大鎌で弾いた
来た!
これはベクトの読みの範囲内・・・
「《ライトニング・バッシュ》」
《初級光魔法》の閃光を放つ目くらましの魔法系アーツ。大鎌を振るっていてダイレクトに光りを見てしまったはず
シェイドはバックステップして距離をおいていた・・・よろめきながら
今だ!
俺は、この隙を見逃さず接近し繰り出すのは俺の最強の技の一つ《瞬影連閃斬》ハンクと闘ったときは剣一本だったが今は二本手数が倍になり攻撃回数も倍に・・・96連コンボ!
「残念!出させません」
斬る瞬間にそんなことを言ってきたシェイド・・・だが、こっちの攻撃は止まらないはず・・・と思ったが
シェイドは大鎌をもたず素手で
「《戦烈虎咆砲》」
《上級格闘術》スキルの拳から青い気弾を放つアーツ
待て待て待て!いつの間にシェイド格闘系スキル上げてたんだよ。今まで使ったの見たことねーぞ
剣が届く前にベクトが吹き飛びあまりの衝撃に気を失った
−−−−トール視点
模擬戦が終わってフィールドの木々などが消えた
なんだろうねあの人達なんだろうね・・・だめだ冷静になれ
「まだまだですねぇ、ベクト君は」
そうここにいる金髪が肩までかかってる綺麗なお姉さんのように冷静な・・・・・誰?
「あっ、シエル久しぶりー元気してた?」
「あなたほど元気じゃないですけど元気ですよ」
多分話からして副ギルのシエルさんだと思う・・・金髪長髪の透き通る碧い眼、身長は俺よりちょっと高い
「ベクト君しょぼかったですねぇ。多分シェイドが《上級格闘術》のスキルを持っていたことを知らなかったんでしょうけど・・・」
「そうだよ、いつ格闘系スキル上げてたのよ!私も今知ったよ」
「え?知らなかったんですか?・・・じゃあ私だけが知ってたんですね」
なんか勝ち誇ったような笑みをホリィさんに向けています・・・・これって、シェイドさんめぐってのですよね・・・・シェイドさ〜ん早くきて〜絶対これ次わかるような状況だから〜
もちろんこんなこと口にはだせず
「ちょっと、シエル。なんであんただけ知ってるのか教えて欲しいんだけど」
「いえいえたいしたことじゃないですよ。シェイドと『二人だけ』でいろいろしてただけですから・・・・おや?決闘ですか?いいでしょう久しぶりにあなたと闘うのも」
そりゃ、決闘にもなるでしょうよなんかシエルさん『二人だけ』をわざと大きな声で言って挑発してるし・・・・うん、俺にはかんけーない。さぁ、どこかへ
「おやおやシエルさんも来てたんですか」
いまさらシェイドがやってきた
次回予告
ベク「なぜここがわかった・・・・まさかメンバーがいないのは」
シェ「ええ、私です。ちなみに第一回の会議には私もいましたよ」
ベク「なに!?」
トー「なぜなら、僕らが協力していたからです」
ベク「トール、シルク、ハンクにジン・・・」
シェ「そう、あなたは始めから私の手の平の上で踊らされていたのですよ」
ベク「うわぁぁぁぁぁ・・・」
みんな(※ベクト以外)「ハハハハハハハハハ」
シェ「おわり」