ひと時の休息
「八雲、フィア姫は座っていて下さい
お茶を入れてきますね」
セシリアは席を外す。
「八雲、貴方が魔王を倒し世界に平和が
訪れました。王家の者として感謝します。
本当にありがとうございます」
深々ときれいなお辞儀をする。
「フィア姫良いですよそんなの、
それにその為に呼ばれたわけですし
何とかなって良かったですよ」
「はい、しかしながら魔王軍は再び
現れています。前程の被害は出ていませんが、
また力を貸して頂けますか?」
「もちろんですよ!フィア姫
魔王軍なんてちょちょいのちょいで
倒しますよ!(主に赤城さんが………)」
「宜しくお願いしますね!」
笑顔で答えるがすぐにしゅんと暗い顔に
「八雲、これは王家の者としてではなく
フィア個人としてのお願いです。
結城を止めて下さい」
フィア姫は一呼吸取り再び話し出す。
「本来であれば勇者ギフトを持つ結城が
魔王を倒すこともせず、それどころか
今回のような王や国に敵対する行動を
起こしました。私の立場から許すことは
出来ないことです。
でも、私は結城を結城を救いたいのです」
訴えるように想いを伝える。
「結城はあゆみさんのことを今でも引きずって
います。当然ですね。あれ程大切にしていた妹を
失ってしまったのですから………今の結城は
きっとどんなことでもするでしょう。
やってはならないことをしている結城
ですが、私にとって誰よりも大切に思う人
なのです。改めてお願いいたします」
必死の想いが僕には伝わった。それに……
「分かりました。結城さんは僕にとっても
大切な人だし何より僕自身にとっても
あゆみちゃんのことはいつか決着を
つけないといけないことです。逃げてばかりは
いられませんから!」
「ありがとう、フフッ、さすがはみんなの希望
英雄八雲様ですわ!」
「………ガクッ、またそれですか、ま~良いか
元英雄八雲がもう人踏ん張りさせて頂きます」
二人が笑って話をしているところに、
セシリアがお茶とお菓子を持ってやってきた。
「話はまとまったみたいですね」
「ごめんなさい、待たせちゃったかしら」
「いいえ、そんなことはありません」
喋りなからお茶とお菓子を配りセシリアも席に着く
「八雲が戻って来て昔を思い出しますわね。
と言っても2年ほどまえなんですけど」
「そんなことないですよ!あの頃のことは
私も良く覚えています。こんなことを
言ってはなんですが私にとって最も楽しかった
ですから」
「不思議ですね。魔王が現れて大変な時
でしたのに」
「僕も今思うと大変だったけど、
充実してた気がする」
「あの頃の僕はまだまだ弱く、頭が良くて強い
結城さんみたいになりたいと思っていたな~
いつも冷静沈着で判断力もあってかっこ良かった
唯一の欠点はあゆみちゃんのことになると
ポンコツになることかな、でもそこが親しみやすく
なる部分だったから、俺としてはある意味
好感がもてるところでもあるけど!」
「そうなんですかよ~それに優しいし、
気遣いも出来てあとイケメンだしあとあと………」
「姫様がどれだけ結城が好きなのが、
分かりますが、落ち着いて下さい」
「あら、恥ずかしい(*/□\*)」
ほのぼのとした会話をしていると、
「コンコン」と扉をノックする音が、
「姫様、八雲様のお連れの方がこられ入るのですが、
入っていただいても宜しいでしょうか?」
※メイドの方
「どうぞー入って下さい」
部屋に入ってきたのは、
凛、リーム、クク、ルビーの4人だ!
「みんな、大丈夫だったかな、
さっきはホントにごめんな!怪我ないか?」
「早すぎるのじゃ、お前また使ったな~」
リームが八雲の頭に突撃ポカンと頭を叩く
「ボスッ」下を見るとククが抱きついていた。
「八雲、身体大丈夫?」
ククが下から見上げるように不安な顔で見てきた。
「ククにも心配かけたね!も~大丈夫だ!」
八雲はニッと笑う。
「八雲無理してない?」
同じように凛にも心配かけちゃったな~
「凛、本当にありがとな!
凛が止めてくれなかったら赤城と先生を
殺してたかもしれない」
「えっとー覚えてるの?」
「断片的にだけどな、あの時はマジで
危なかった!凛が居てくれて良かったよ!」
凛は固まる………
「ほほほほほ、本当に~~~~」
なんだか知らないけど急にテンションマックスに
なり踊り出しそうに身体をフルフルと動かしている。
「凛………大丈夫か?」
「スッゴく嬉しいよ!やっと役に立てたよ~え~ん」
突如泣き出す凛、僕はどうして良いか
あたふたしていると!
セシリアがそっと凛を抱き締めて
「凛さんは凄く頑張っていました。
みんな貴方に助けて頂きました。
ありがとうございます!」
「えへへ、嬉しいです!」
凛は泣きながら喜んでいた。何故だ!(-ω- ?)
セシリアは八雲を見て
「八雲は本当に鈍いですね!」
「エ~」突如のセシリアの暴言にびっくり
「あと4年くらいなのじゃ…………」
「何ですか、先生?」
「お前の寿命があと4年と言ったんじゃ
ばかもん!!メッチャ縮まってるではないか~」
「お!結構使っちゃったか!」
「なんで他人事みたいに言っとるんじゃバカモン」
「なんか、やっぱり懐かしいです。このやり取り」
※セシリア
「ここに結城とあゆみが居れば………」
※フィア姫
「結城さんってさっきの方ですよね!
八雲の昔の仲間なのは分かってますけど
なんであんなことをしたんですか?」※凛
「……………凛さんそれは」※セシリア
「セシリアせっかく出し話そう。これから
闘うことになった理由は知っておいた方が良い」
「…………わかりました。フィア姫も良いですか?」
「私は構いません。あの時のことをしっかりと
振り返り結城に挑もうと思います」
「凛さん、では2年前の話になります」
いつも見て頂きありがとうございます。
次からは八雲、結城、あゆみに過去に
何があったのか、因縁の闘いについて
書いていきたいと思います。
しばらく過去編となりますので、
宜しくお願いします。
面白く書けるよう頑張りま~す( ゜Д゜)ゞ
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よろしくお願いします!(◡ω◡)」




