ブラックホークダウン
MH-60<<ノーマッド6-4>> ヘンリー・ブラックバーン
眼下に燃え上がる街が近づいてくる。装備を見た感じ海賊みたいだな・・・海軍に偽装して襲えばそりゃ簡単だろうな・・・。
「到着まであと3分!降りる用意しとけよ!」
安全装置を解除してM4A1のセレクターをフルオートにする。
「ヘンリー、お前人を撃ったことあるか?」
隣にいたエレン少尉が話しかけてくる。
「12の時、家に入ってきた強盗を。」
「マジかよ・・・」
俺は12歳のとき家に強盗が入ってきた。そのとき家族は殺された。キレた俺は近くにあったナイフを投げて強盗を一人殺した。その時落とした拳銃で残りの強盗も皆殺しにしてやった。
「よく覚えてないんだがな・・・まず腕を撃って・・・次に足を・・・動けなくしてほったかしてたら失血で死んでたよ。」
「エグいなおい。」
「まぁ、おかげでこの戦闘で人を撃つことに抵抗はないがな。」
「はは、じゃあ今日部隊指揮をとるのはお前だな。」
「それは少尉でお願いしますよ」
俺たちは雑談をしながら降下地点まで向かって行った。
だが、そんな平穏が長続きするわけもない。
「!下に大砲!こっちを狙ってるぞ、避けろ!!!!!」
ピラ兵長が叫ぶ。眼下には今まさに発射しようとしている大砲があった。
「クソッ!!」
パイロットが機体を旋回させようとするが間に合わない。
ドン!と大きな音がして鉄球が撃ち出される。
「掴まれ!!!」
パイロットがそう叫ぶと同時に大きな衝撃に襲われる。
「うわっ!」
衝撃で機外に放り出されるところだった。
「こちらノーマッド6-4!被弾した、被弾した!!テールローターが全損!墜落する!!」
遠心力がすごい。ベルトをつけてなかったら死んでいた。
<<こちらノーマッド6-1!ウォーカー機が被弾!>>
したではガッツポーズをする海賊どもがいる。後でてめえらの顔面に鉛玉叩き込んでやるから楽しみにしてろよクソが。
「6-4墜落する!」
高度は・・・約15mってとこか・・・
「エンジンを切れ!オートローテーションだ!!」
「分かった!!」
コクピットでは慌ただしくスイッチをいじっている。
「・・・!おい!パワーを上げろ!家にぶつかるぞ!!」
宿屋だろうか、4階建ての建物が目の前に迫っていた。
「衝撃に備えろ!!」
俺たちは頭を抱える。はやばやと戦死か・・・。
次の瞬間俺たちにものすごい衝撃がくる。建物と衝突したようだ。
視界が真っ暗になる。・・・死・・・か。
どれくらい気を失っていただろうか・・・。ふと時計を見ると3分ほどしか経っていなかった。
「ゴホッ!ゲホッ!!イテテ・・・」
体に乗っかった木屑などをどける。
「ああ、ちくしょう・・・全員無事か・・・?」
「イテテ・・・俺は元気だぞ。パイロットも奇跡的に無傷みたいだな。」
「あたた・・・俺も無事だ。」
全員無事なようだ。
ふと機外を見ると隅っこに固まった少年少女がいた。
こっちを恐怖の眼差しで見ている。
「大丈夫か?」
コクコクと頷く。ひとまず大丈夫か・・・
「おじさんたち・・・誰・・・?」
「ん?俺たちはあの海賊どもやっつけに来たんだ。」
「え!?」
子供たちが笑顔になる。
「お母さんを・・・お母さんたちを助けて!」
「お母さん?どこにいるんだ?」
「あそこに・・・」
海賊がたくさんいる建物を指差す。
「あそこか・・・お前ら、銃器は大丈・・・うわっ!」
ガァン!という音を火花が散る。マスケット銃を撃たれたんだろう。
「応戦だ!撃て!」
こちらも応戦する。ヘリは幸い水平に着地したのでミニガンが使える。
「ミニガンで撃て!」
ブオオオオオオ!!!という音と共に海賊がなぎ倒される。
「これじゃまるでモガディシオだな!」
「縁起悪い事言うな!!」
子供たちは銃声に驚いて隅のほうに移動していた。
そのとき床がミシミシと音を立て出す。
「・・・!まずい床が抜けるぞ!!」
そう言ってミニガンを撃ってた銃手をどかせた瞬間床が抜けてブラックホークとともに落ちていった。
「さっき子供たちが言った場所を目指すぞ!」
「了解!」
「こちらユニフォーム2-1!人質のいる建物を目指す!」
<<こちらオーバーロード了解!乗員は無事か?>>
「全員無事!移動開始する!」
<<了解。艦砲射撃が必要な場合、「いかづち」と「いなづま」が対応する
。状況に応じて要請を行えオーバー。>>
「了解!2-1アウト!」
俺たちは壊れた階段を下りていく。どうやらすぐしたに海賊がいたようだ。
「おまえら・・・逃げれると思うなよ?」
まぁなんとも悪そうな顔のやつがサーベルを抜きながら言ってくる。
「邪魔だ!」
拳銃で頭を撃ち抜かれ海賊、死亡。
それでわらわらと集まってきた海賊どもをなぎ倒しつつ俺たちは問題の建物へと向かって行った。
やってみたかったブラックホークダウン。まぁ、RPGはないから大砲でなんとかね・・・




