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スラバヤ沖海戦 前編

護衛艦「いかずち」 宮津美雪


「おい宮津。俺らはどこ走ってる?」

「ええっと・・・スラバヤ沖15kmです。」

「スラバヤか・・・」

「どうしたんです?」

艦長の工藤浩一がしみじみとつぶやく。

「お前、スラバヤ沖海戦って知ってるか?」

「ええ・・・名前だけですが・・・」

「名前だけか・・・まぁいいや・・・しみじみと思ったのはなこの艦の名前「いかずち」だろ?」

「そうですけど・・・」

「この名前の艦は第二次大戦にも存在したことも知ってるよな?」

「知ってます。」

ん~・・・なんだろう・・・

「じゃぁ、その「いかずち」がやったことわかるか?」

「いえ・・・」

うぅ~・・・少し気になる・・・なんだろ・・・

「この海域・・・たぶんこの辺だろうな・・・撃沈したイギリス艦艇の乗組員を400名以上救助したんだ。」

「え・・・?そんなことあったんですか・・・」

初耳だ・・・戦争の話はあまり聞きたくなかったから・・・

「あぁ・・・あの話は俺は泣いたよ・・・」

いい話・・・だけど戦争は好きじゃないな・・・私は人を守りたくて自衛隊に入った。たしかに有事には引き金を引く覚悟もある。でも救える人は救いたい。

「あ、宮津。すこし船を頼む。ちょっくらCICに行ってくるから。」

「了解です。」

艦長がよっこらせと言って席を立つ。

「お前・・・やっぱいつ見てもアレだな・・・」

「な、なんですか・・・?」

「ちっさいな・・・」

「艦長に言われたくありませんよ!!同じくらいの背をしてるのに!」

「俺のほうが2cm上だ。」

「2cmじゃないですか!!機銃弾一発程度なんて誤差です、誤差!」

艦長の身長は160cm。私の身長は158cmだ。

「その誤差は俺たちじゃ認められんがね・・・」

「射撃の話じゃないですううううう!!!!!」

「ははっ。お前はいつも面白いな。」

「・・・むぅ・・・」

ぽんぽんと頭を撫でられる。

「・・・もう子供じゃないです・・・」

「はは。お前見てるとやりたくなるんだよ」

23にもなって頭を撫でられるのは少しなぁ・・・艦長ももう35なのに・・・

艦長は艦橋を出てCICへと向かって行った。

「はぁ・・・いつまで子供扱いなんだろ・・・」

「それは副長が可愛らしいからじゃないですか?」

航海長が笑いながら言ってくる。

「なっ・・・はっ・・・・!?か、可愛い・・・!?」

顔を真っ赤にさせて反抗する。

「な、なななななな何言ってるんですか!!」

「何って思ったことを・・・」

たぶん耳まで真っ赤だろうなぁ・・・私は18からずっと自衛隊にいて未だに彼氏とかできたことないからな・・・

「ああ・・・えっと副長・・・?」

「な、なな何ですか?」

完全に声が裏返っていた。

「約20kmに不明船を確認。こちらに接近中です。」

「海賊・・・ですか・・・?」

「いえ・・・海賊というよりは海軍と言う感じでしょうか・・・」

「?」

「何かマリーンって思いっきり英語で帆に書いてましたので。」

「マリーンって・・・海兵!?」

「まぁ・・・海兵でしょうね・・・ネイビーって書いてなかったので・・・」

なーんかどっかで見たような・・・そんなこと書いた船・・・

<<艦橋CIC。不明船をレーダーで補足。確認求む>>

「こちら艦橋。不明船はすでに確認。海軍の模様・・・」

<<武装は確認できるか?>>

「少し待っててください。柳さん、武装は確認できる?」

「ええっと・・・3連装砲!?」

「え!?」

「船首に3連装砲一基確認!側舷に大砲多数!」

<<こちらCIC。どうした?>>

「不明船は3連装砲を装備している模様!」

<<おいおい・・・マジかよ・・・>>

3連装砲持った船ってすごい物つくるなあ・・・



CIC 工藤浩一



「艦橋、「いなづま」と「こんごう」に対水上戦闘用意と伝えろ。嫌な予感がする・・・」

<<了解。>>

美雪の透き通った声が帰ってくる。

「火器管制、武装に火を入れろ。」

「了解。」

正直76mmじゃどうなるかわからんな・・・

「レーダー、不明船の数は?」

「約・・・30!」

「チッ・・・多いな・・・」

「どうしますか?今なら引き返せるかも・・・」

「この先はまだ俺らにとっては未開だからな・・・」

このまま進んでもいいが・・・こっちの編成は凡庸護衛艦2隻、イージス艦2隻、補給艦4隻、ヘリ空母1隻・・・

「・・・」

「艦長?」

「・・・・このまま前進だ」

「了解!」

撃ってくるなよ・・・頼むから・・・

しかしこうやって祈るときは大抵フラグだよな。

<<不明船、発砲!!>>

ほらね。

「チッ!主砲!敵船舶に照準あわせ!」

ガコンと言う音が聞こえ主砲が動く

「撃ちー方始め!!」

「撃ちー方ー始め!」

76mm砲からHE弾が撃ち出される。命中した船は大破ないし沈没みたいだな・・・

「「こんごう」と「いなづま」にも攻撃要請をしろ!補給艦は「あしがら」と一緒に退避させろ!」

「了解!」

「両舷全速!敵船団に接近だ!それとハープーン攻撃用意!!」

「了解!ハープーン準備よし!」

「ハープーン発射始め!」

船が少し揺れる。はぁ・・・まさか300年前のこの海域でスラバヤ沖海戦になっちまうとはな・・・




大規模海戦起こしたことないのでちょっとやってみますwそれと3連装砲の船は何となく思いつきでやってみました。設定的には試験的に搭載されている金属薬莢式の砲で鉄の弾を飛ばす感じですかねwあ、ちなみに船体は鉄20%木80%って感じですwレーダーが感知したのは砲塔って感じですかねw


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