↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したと思ったら、ラスボスの城の目の前で?!〜新米冒険者、転生直後からずっとボコられ続けている件について。〜  作者: 御厨あまね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/20

ep1. ある日、通り魔に殺害されました。

 俺の名前は神谷 玲(かみや れい)。高校生だ。

 普段は勉強に励んだり、友人と遊んだりふざけたりとごく普通の生活を送っている。

今は学校へ向かう為に駅で電車を待っているんだが…


「『連続通り魔事件、今月で3件目。未だ犯人の情報は不明』…か。最近物騒なニュース増えたよなぁ…」


 ここしばらくで話題の連続通り魔事件だ。

 被害者に関連性もなく死因もバラバラ。

 先月あたりからよくネットニュースで見かけるが、まだ解決していなかったのか…。

 この前起こった事件は隣の市だったはずだから無関係ともいえない。犯人はすぐ側にいるかもしれない。

 そんな事を考えていると、電車がやってきた。


「うげ…めっちゃ混んでるじゃん。嫌だなぁ…」


 俺の1日の運勢はこの車内の混み具合で変わってくる。

 車内が空いている日はいつも必ず何か良い事がある。…とは言っても、ゲームで少し運が良いとか、自販機で飲み物を買った時に前の人のお釣りが少し残っているとか、それくらいの小さな物だが。

 逆にこういう時は大抵嫌な事が起こる。

…前は体育でテニスをやっていた時に隣コートから流れ弾が飛んで怪我をしたんだっけ。

だが、ここまで混んでいるのは初めてだ。

…何か大きな事に絡まれなければ良いが。

そう思い乗車しようとした、その時。


「——ッ?!」


 なんだ…?脇腹が…熱い。

 恐る恐る確かめてみると。

 後ろには俺の脇腹にナイフを突き刺した、コートを着た男が立っていた。


「——お前ッ…!まさか…連続通り…魔ッ…!」


 俺がそう言うと、男は俺の脇腹や背中をもう2、3回刺してきた。


「てめぇッ…!!」


 俺は立っていることもできず、その場に崩れた。男はナイフを手放し、去ってしまった。


「く、くそ…が……ッ!!」


 そして、俺は意識を失った。



 要するに死んだ…はずだった。


「あれ、俺生きて…?」


 意識を取り戻し目を開けると、何か神秘的な何かを感じる薄暗い空間にいたようだ。

そこには神々しい雰囲気の若い女性が立っていた。


「貴方はカミヤ・レイ様…で間違いないですね?」

「あぁ、そうだが…ここはどこだ?お前は何者だ?」


 警戒心を露わにしながら俺は女性に尋ねる。


「失礼しました。自己紹介がまだでしたね。私の名は、ティターニア。女神ティターニアです。そしてこの場所ですが…亡くなった人間が時々迷い込む…死後の世界の間とでも呼びましょうか。」


 女神…?死後の世界…?何を言っているんだ。そんなものが実在するのか?


「そして、幸いにも貴方は選ばれた存在。——異世界に転生し、再び生きる事ができます。」


 再び、生きる…?よくわからない。

…だが、この時の俺は警戒心の中にどこか、期待に胸を膨らませていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。