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試験の準備をしよう ③

 色んなことを考え続けてしまっているけれど、ちゃんと勉強もしないといけないなとは思っている。そういうわけでわたしは貴族としてどんなふうに過ごしていたかなどを考えることを一旦やめる。

 勉強って大事。それに一度学んだことでも、復習してみると忘れていることも多々あった。



 前に学んだ時は間違えて覚えていたなという気づきもある。




 人によっては勉強って嫌いなものらしい。学ぶことを嫌がって、身体を動かすことばかりがいいなって思っているらしい。ただわたしは勉強って大好き。

 学園に入学したら、勉強は沢山したい。ただし勉強だけをしたいわけじゃないから、そのあたりの配分も大変だよね。



 どこかで働いてみるとかもしてみたいかも。平民だとそういう授業外の時間帯で働いていたりするらしいし。わたしはパパとママが生活費もお小遣いも十分に用意してくれるとは知っているけれど、良い経験にはなりそうだしね。



 ただあれだなぁ、本当に生活に苦しんでいるような人とだと話が合わなかったりするかな。同じ平民という立場なのに、わたしが悠々と過ごしていたら嫌な気持ちになる人も多いのだろうか。

 そう思うと、話しかける時とかの会話はちゃんと気をつけたいな。わたしが仲良くしたいと思っているのに、仲良くしたくないって思われるのは少し悲しいし。





 全員と仲良く出来た方が一番嬉しい。ただ色んな人と仲良くすることは難しい。合う合わないもあるし、わたしと仲良くしたくない人も当然居るだろう。




 うーん、どうなんだろうね。

 集団生活ってしたことないから、わたしはどんな感じなのかは想像が出来なかったりする。




 パパとママの娘としてのびのびとしているわたしは、長期間誰かと一緒に居る暮らしはしたことがないしなぁ。

 パパとママと離れると、寂しい! ってなりそう。パパとママの元へと、すぐに帰れるようにはしてくれるって言っていたけれど、どのくらいの頻度でパパとママに会うことにあるかなぁ。





 わたしはパパとママの娘として、良い成績は残したいなぁ。まぁ、もちろん、やり過ぎないようにはするつもりではあるけれど。

 本当に目立ちたくないのならば、魔法をもっと押さえたらいいってそう思われそう。でもあれだよね、手加減をするのもなんか違うと思う。なので、わたしはある程度、好きなようにはするつもり。




 わたしと同じぐらい魔法が好きな人とか居たら、一緒に魔法の話をしたいな。魔導師のパパとママに教わっているわたしは色んなことをお友達に伝えることが出来ると思う。ただどこまで話すかとかは、ちゃんと考えた上でになるけれど。

 パパとママが魔導師っていう特別な存在だと知られたら少し大変だろうから。





 ……というか、パパとママにとってはわたしが学園に通うのって結構なリスクだよなぁ。

 なんて、わたしは思う。




 パパとママはわたしが学園に通うのを許可する必要なんて恐らくない。それでもパパとママは、わたしが望んでいるからって学園に通わせてくれようとしている。

 二人とも人と関わることとか好きじゃないのに。それでもわたしが望んだら、親として面倒なことも背負ってくれようとしている。二人がわたしのことを娘として可愛がってくれているからだよね。



 わたしの身体は、パパが作ってくれたホムンクルスの身体。でも中身は違う。

 そしてママにとっては、血の繋がりも何もない娘。

 それでも二人とも、わたしのことを本当に可愛がってくれている。




 信じられない話だけど、血の繋がりがなかったりすると子供を可愛がれないということはあるみたい。やっぱり自分の子供か、そうでないかで変わってしまうのかな……。

 わたし、パパとママがもっと仲良くなって子供が出来たりしたら――どうなんだろう?



 わたしは思いっきりかわいがるけれど、もし……パパとママがそちらを優先するようになったら? とかそんなことは色々と心配してしまう。

 わたしはパパとママがとても大好きだから、嫌な気になってしまう気がする。



 少しとっかかりを感じてしまって、どうしようもなく嫌な態度とかしてしまったら……うん、そんな自分にはなりたくないかなぁ。

 もっとわたしが大人になれたら、そんなことを感じずに済むようになるのだろうか。




 学園生活中に、わたしももっと大人にはなりたいな。

 まだまだ子供だけれども、もっと身体が大きくなって、大人って言えるぐらいの年になったら心境も大分変わったりするかも。



 学園生活で、わたしが大人に成長出来たらパパとママもきっと喜んでくれるはず。

 でももしかしたら寂しく思われるかな? わたしは今、パパとママに凄く甘えている。親に甘えることを悪い事だとは思わないし、わたしは二人に構ってもらえると嬉しくて仕方がないから。

 大人かぁ。




 あまり大人になるって想像出来ない。

 パパとママから自立するってことも、不思議な感覚。

 だけどきっと学園に通うのって、わたしが大人になるための第一歩ではあるんだろうなぁ。


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― 新着の感想 ―
ここらへんの高潔さが魂の赤色に通じてるのかな
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