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試験の準備をしよう ①

「ふんふふ~ん」



 わたし、ベルレナは今日も鼻歌を歌いながら勉強をしている。何の勉強かというと、学園に入学するための試験勉強だよ。



 基本的には問題ないだろうと言われているけれど、万全の準備をするの。試験のために学園にも行く予定なんだ。




 ニコラドさんはわたしのことを可愛がっていくれているから、屋敷で受ける形にしても問題がないとそうもいってもらえた。ただわたしは特別扱いされたいわけでもない。まぁ、魔導師の娘というだけでも知っている人にとっては特別なんだろうけれど。




 魔導師って、わたしが思っているよりもずっと特別で、特に魔法を扱っている人達からするとそれこそ恋焦がれるような存在なんだ。

 魔法というものを愛しているからこそだとは知っている。

 魔導師の娘だということは人に知られないようにした方がいいって、ニコラドさんは行っていた。




 わたしがね、大変な目に遭わないようにとニコラドさんは凄く心配してくれている。



 あれだよね、パパとママは親バカでわたしに何かあったら凄く取り乱すだろうとニコラドさんは言っていた。魔導師であるパパとママが暴走しないように気を付けた方がいいって。でもニコラドさんだってわたしに何かあったら凄く怒るんだろうなとは想像が出来る。




 わたしのことが大好きな人が沢山で、嬉しいなぁ。

 それにしても学園に行ったら、わたしよりも勉強が得意な人とかどのくらいいるんだろう? そんなことを考えただけで、凄くワクワクしてきた。





 それに勉強って一口に言っても、色んな分野があるよね。学園の試験の範囲って、勉学って一面から考えるとずっと小さな範囲。




 学園の教師の人達は、わたしが思っているよりもずっと勉強が出来るような人なんだろうな。

 教師と呼ばれる人と関わったことってあんまりない。ニコラドさんにこれまで色んな話を聞いて、教師陣の情報もそれなりにもらっている。ニコラドさんのお弟子さんが集めた優秀な教師達なんだって。




 というか、ニコラドさんって何だかんだ弟子のことをすごく大切にしているんだよね。

 そういう師匠と弟子って関係も凄くいいなと思う。弟子かぁ。なんかその関係性って、それぞれ違うんだろうな。

 家族のようなものだったり、友人としてのものだったり、先生として慕っていたり……ニコラドさんはお弟子さんとどんな風な関係性なのだろうか。




 とても仲は良さそうだよね。ニコラドさんの弟子たちとも仲良くなりたいかも。




 その方が多分学園生活も過ごしやすいだろう。わたしも将来的には誰かを弟子にしたりとかもするのかなぁ?

 わたしが魔導師になれるかどうかは分からないけれど、パパとママから魔法を教わることをわたしは楽しいって思っている。




 わたしは誰かに何かを教えた経験ってあんまりないけれど、そういうこともしてみたいな。

 パパとママはわたしに教える時、いつも優しい表情を浮かべている。それでいて楽しそうにもしているんだ。

 だからそうだね、友人を作って、それで勉強会とかしたいかも。互いに苦手なこととかを教えあったら乗り越えられることってありそうだよな。





 試験という形をとっているのだから、それこそ順位も明確に出る。入学は出来ても、勉強についていけないなんて人もそこそこいるらしい。

 そう言う人たちがついていけるように、補習などもちゃんとしているらしい。ついていけない人たちって平民の子が多いんだって。貴族だと家庭教師がつけられたりするもんね。





 お金に余裕があるとそれだけ結果も出しやすくなるというのはわたしも理解は出来る。

 考えてみればわたしは、貴族も平民も経験しているから学園で色んな人と仲良くなれるかも! とはいっても、魔導師の娘であるわたしの常識と、皆の常識って違う気もするけれど……。

 貴族の方々と関わる時は、対応を間違えないようにしようと。




 昔のわたしみたいにやっぱり自分が一番って感じの子も多いのかな? どうなんだろうね。でもそう言う令嬢や子息の人達だって仲良くなれるならなりたいな。

 どんな人でも話してみないと分からないだろうし。ただ必要以上には関わらないかもだけどね。

 向こうだって平民とは関わりたくない派閥かもしれないし。必要だったら関わって、仲良くはしたいとは思っているよ。




 ベルラ・クイシュインの身体を使うあの子とは、学科が違うからおそらく見かけるぐらいかなとは思っている。

 自分から仲良くなろうとはしないけれど、何かあったら喋るぐらいはするとは思う。

 公爵令嬢で、王太子の婚約者って立場のあの子とは直接関わる確率は低いだろうし、あんまり心配はしてない。



 ……パパとママは、あの子のせいで何かあったら、すぐに言うようにって言っていたけど心配ないっていうところをちゃんと見せなきゃね。


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