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第48話 決闘

前回のあらすじ


偽農家さんの正体はキリアルという賞金稼ぎでした。

ヤミの捜索命令が出ていることを知りました。

なぜか決闘することになりました。

決闘をするために、家から出てきた俺達。

逢依にルールはこんな感じにしてください、と言われたのでそのままキリアルに伝えることにした。


「降参するか、意識がなくなって戦いができなくなったら負け、殺しはなしでいいか?」

「おう、それでいいぜ」


違和感を覚えるほどあっさりと承諾してくれた。

まあ、でもキリアルも殺しあいはしたくないのだろう。


「審判はどうする?必要だろう?」


審判か。確かにいないと決闘に止めに入るものがいなくなってしまうし、必須か。


「...ん。...私がやる」


メアが小声で言った。


「お嬢ちゃん側の人間か。一応俺側の審判もつけたいんだが、いいか?」

「まぁ、いいよ」


別に断る理由もないし、俺側の審判だけだと不公平だろう。


《良かったんですか?》


別にそこまで影響しないだろ。

それに勝てばいい話だ。


《ご主人様、戦ったことありましたっけ?》


ない!!


《えぇ...。なんでそんなに自信満々で言うんですか》


だって、この体ってチート級に強いし、なにかあったら逢依がサポートしてくれるだろ?


《私だって、戦ったことないんですけど》


マジかよ...。で、でもスキルでどうにか...。


《スキルは極力使わないようにするって言ったじゃないですか!この決闘にはスキル使いませんからね》


そ、そんな、負けたらどうするんだよ。


《どうにかなりますって。さあさあ、早く始めましょうよ》


本当に大丈夫か。

若干不安だが仕方がない。


「で、キリアルの審判は?」

「こいつだぜ」


キリアルは、小さな御札のようなものを取り出して、なにかをブツブツと唱えた。

すると、キリアル立っている地点を中心に魔法陣のようなものが浮かび上がり、キリアルの前に小さな岩の塊のようなものが構成されていった。

少したつと、魔法陣は消え、岩の塊は動き始めた。


「何?これ」

「お嬢ちゃん、ゴーレムを知らないのか?」


ゴーレムってあの、アニメとかゲームとかでよく見る土とか石とかでできるやつ?


《そうですね。この世界でのゴーレムはあの御札のようなものに封印されていて、使われることが多いようですが。ゴーレムといっても、バリエーションがあって、体が木で出来ているものも、氷で出来ているものも、鋼で出来ているものもいます。だいたいのゴーレムは友好的なようですね。魔術で作れるようですし》


で、キリアルが出したあれもそのうちの1体という訳か。


《そうですね。あれは体が岩なので、普通の量産型ゴーレムですね。町に行けば普通に買えますよ》


え、ゴーレム買えるのか...。

ゴーレムが、かなり簡単に手に入ってしまうことに混乱してしまっているが、俺の目的はそんなことじゃあない。

今は決闘だ、決闘。

集中しないといけない。


「ゴーレムのことはいい。それより、早く決闘しよう」

「おう、いわれなくてもわかってるぜ」


そういうと、キリアルは腰の鞘から短剣を抜き、構えた。

俺はなにも持っていないので、とりあえず、てきとうに構えるだけ構えた。

俺達が構えるのを確認すると、メアが口を開き、決闘の開始を告げた。


「...始め!」


小さな声だったが、キリアルはその声をしっかりと聴いたのだろう。

ほぼ開始の合図と同時に地面を蹴り、ヤミの方へと移動した。

しかし、ヤミには、高速思考がある。

先手必勝とばかりに、素早く繰り出した攻撃も、完全に見切られ、ギリギリのタイミングで避けられた。


ふう、危ない危ない。

やっぱり高速思考ってすごいな。

おそらく、かなりのスピードで来てたんだと思うけど、俺にとってはスロー再生にしか見えなかったな。


しかし、ヤミは高速で思考できても、行動は普通だ。

わかっていても回避はギリギリで、キリアルのキレのある攻撃を避けれても、反撃することは出来ない。


くそっ、反撃する暇がない...。


《ご主人様、魔法を使ってください!風属性魔法で相手を吹き飛ばすんですよ!!というか、ご主人様に出来るのって魔法ぐらいじゃあないですか。物理攻撃ができないなら、距離をとって、魔法連発ですよ》


あぁ、そうか。でも、俺、まだほとんど魔法使ったことないしな。

本気になって魔法うっても、ダメージはごくわずかだろう。

これは地道な戦いになりそうだな。


そんなことを考えながらも、キリアルの攻撃を避け続け、隙をついて、風属性魔法を打ち込んだ。

本気で。


「ジェンタルウィンド!!」


力が入ったので、思わず声に出てしまったのだろう。

しかし、その結果、無詠唱ではなく、半詠唱になった。

それがどういうことかというと...。


「ぐああああああああっ!!」


ヤミの手が放たれた、暴風に吹き飛ばされたキリアルはさっきまでいた家の壁に激突...では済まなく、壁も破壊して、家の中で倒れていた。


それを見て、審判のメアとゴーレムが後を追いかけ、確認してみると、すでに気絶しているキリアルの姿があった。


「...勝者、ヤミ」


地道な戦いになると予想していたのにな。

決闘に勝ったのは嬉しいんだが、なんか複雑な気分だ......。

読んでくださりありがとうございました。


―――――――――――

※ここから投稿日(7/3)のコメントです。


どうも、魅禍月ですm(*_ _)m

今日で、初投稿から三ヶ月になります。

いやあ、もう夏ですね。

この小説を投稿し始めた頃は涼しく快適だったのに、今は毎日が暑くて辛いです。

しかし、夏といえば、夏季休暇があるんですよ!

休みの間はなるべく投稿を多くしていきたいと思っているので、宜しくお願いします。

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