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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第4章 貴族の粛正

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アリエッタ 今後の計画

孤児院のテストも企画したので、後は今後の計画です。

2年間我慢するにしても、どのように貴族を粛正するのかを決める必要があります。


私は両親の元に行きました。


「お父様、お母様。2年間を我慢するとして、どのように貴族を粛正するのですか?文官の教育が終わったら一度に行うのか、領ごとに順次行うのですか?」

「アリーの王国改革の話を聞く限りでは文官としてだけではなく、ある程度の知識を持った人を残す方が確実に動きやすいでしょ?子爵の文官は捕縛してアリーが確認、伯爵は関係者含めて粛正が一番良いと思うけど、どうかしら?」

「そうだな。伯爵は少し危険な気がする、一斉に粛正した方が安全だろう。知識層を残したいのなら子爵までにして教育した方が安全だと思う。やはり一度に行うのが良いと思う。領ごとに粛正してもアリーが動けなければ何も変わらないからな。文官の教育に1年、建物の準備に1年と考えるべきだろう。粛正は1年後に行い、文官で領を現状維持した状態で、新しい改革案の建物の準備を1年で進めてはどうだ?」


そうですね。

絶対に欲しい建物は決まっています。

先に建築してしまうと、貴族の妨害がありそうですね。


「1年後に粛正する案でお願いします。確実に欲しい建物は既に決まっています。あとは民を移動させた後の民家や役所、警備所といった所ですね。領という仕組みを無しくしますから」

「そこまで考えているのでしたら、そうしましょう。孤児院で演説もしたみたいですし、皆がやる気になっているので良いと思いますよ」

「では、それで決定だ。粛正は来年の夏。移動は再来年の夏を目安にしよう」


お母様はどこまで私の行動を把握しているのでしょうか。

孤児院のテストも知ってそうですし。


耳が良いのか、部下が散っているのか分かりませんが、敵では無いので良いです。

悪口は言っていませんから、問題ありません。

悪口は言っていません、本当です。

絶対にです。


「では、その計画で私も色々と考えておきます。エリーと一緒に考えたいですから。建物は1年後に改めてお話ししますね。お金は貴族から没収した物を使わせてもらいます」

「エリーと一緒にか、なるほどな…」


余計な一口を。

まずいです。


あの男(国王であり父親)の頭がエリーで一杯です。

次の一言を言う前に逃げるべきですね。


「それでは勉強に行ってきますね」

「ふむ。お茶会はマンネリだな。食事会は前回やったばかりだし、面談…」

「あら、こんな時に眠ってしまうなんて仕事のし過ぎですよ。アリーは勉強に行きなさい」


「はい。お母様、ありがとうございます」


あの男、遂に面談とか言い始めました。

お母様が眠らせましたから良いですが…。


溺愛が全てエリーに向いてしまっています。

本当に旅立った形でお城を抜け出しそうですね。

エリーに少し我慢してもらって、ガス抜きしておいた方が良い気がしてきました。


そのうち権力を使って会おうとするかもしれませんからね。

国王ですから最高の権力者です。


お母様の方が強いのが救いですね。


エリーと出会う前は、私の結婚は不可能。

男友達を紹介するだけで修羅場と言われていたのが懐かしいですね。

時の流れを感じますよ。


ですが、エリーは絶対に離しません。

悪いですけどお父様と会話する時間があるなら、私が独占させて頂きます。

親子そっくりな独占欲です。

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